「いずれも、これまで政治経験はありませんが、お笑い芸人のエド・はるみ氏や元テレビ朝日アナウンサーだった龍円愛梨氏、フジテレビ系列会社幹部の入江伸子氏らが立候補を予定しているそうです。4月以降、さらなる“大物”の擁立も検討しているらしく、今後の動きに目が離せませんね」(前出の政治部記者)

 その“くのいち隊”のターゲットはズバリ、“元ドン”こと内田茂氏の子分たち。「内田氏自身は早々とケツをまくってしまい、政界引退を決めていますが、高島直樹都連幹事長(足立区選出)をはじめ、内田氏の薫陶を受けた“4人組”といわれる議員がまだ残っている。彼らの選挙区ヘ、刺客候補として送り込む予定なんです」(前同)

 さらに、小池氏の衆議院議員時代のお膝元・豊島区では、大きな地殻変動が起こっている。ここは昨年の都知事選で小池氏に投票し、自民党を除名されて都民ファーストの会を結成した区議たちの地元。いわば“発祥の地”なのだが、なんと先頃、自民党後援会の婦人部が丸ごと都民ファーストの会に“寝返り”。これによって、女性票をゴッソリと手にする格好になったのだ。

「こうしたこともあり、公明党と都民ファーストの会が都議選の独自調査を行った結果では、都民ファーストの会は60議席に乗せる大躍進。自民は半減以下の25議席に落ち込むという数字も出ているようです」(都庁担当記者)

 勢いというのは怖いもの。政治評論家の有馬晴海氏も、「都民ファーストの会の候補のみならず、協力する政党や小池氏に賛同する“小池シンパ”の議員を合わせると、議会の7割は“小池与党”という結果になるでしょうね」と予測する。

 まさに、破竹の勢い。この勢いがあればこそ、国政に対する野心をむき出しにすることもできたのだ。その小池氏の挑戦を受ける形の安倍政権は、当初、昨年末から今年の初頭にかけて、解散・総選挙を行おうとしていた。

「政権が“一強”状態の間に、2020年までの自民党の数的優位を確定させておくことはもちろん、当初から国政に色気を見せていた小池氏の準備ができる前に選挙をやって、新党結成の芽を摘んでおく意図があった。アンチ小池の急先鋒である菅義偉官房長官や、萩生田光一官房副長官が発案したプランだったといいますが……」(自民党関係者)

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