だが、「昨年1月に不倫騒動を起こしたベッキーは、直後にLINEアカウントを削除し、ハーフ会から脱退。さらに、ローラも抜けて、すみれ(26)と『ハリウッド会』を結成したりと、会は完全に勢いを失いました」(前出の夕刊紙記者)

 その『ハーフ会』に代わって勢いを増しているのが、ハリセンボンの近藤春菜(34)がトップを務める『春菜会』。どうやら近藤は、芸能界2大派閥の衰退を横目に、着々と勢力拡大を図っていたようだ。一時期、『小泉会』に顔を出していた吉高由里子(28)は、すでにこちらで活動をし、Perfumeや森カンナ(28)、さらに安室奈美恵(39)やサッカーの内田篤人(29)など、各界のスターが揃い踏みしている。

 この会の特徴はまさに、その幅広さにある。芸能レポーターのあべかすみ氏も舌を巻く。「春菜さんはとにかく“すごい”のひと言です。もともとは共演して仲良くなったPerfumeの西脇綾香さん(28)から、同事務所の吉高さんにつながり、広がったようです。一度参加すると、春菜さんの人柄の良さに惚れるのでしょう。不倫で謹慎していたベッキーが唯一、絶大な信頼を寄せていたほどですからね」

 さらに、新興組織として急速に会員を増やしているのが、二階堂ふみ(22)が“女王”として君臨する『二階堂会』だ。「深夜に路上ゲリラライブをしたり、カフェに何時間も居座ったり、シマの東京・三軒茶屋で相当派手に暴れているようです。メンバーは、菅田将暉(24)、門脇麦(24)、太賀(24)、山崎賢人(22)など、旬の若手がズラッと並ぶ。『小泉会』とは違い、男女混合であることが特徴ですね」(前出の女性誌記者)

 集う基準はただ一つ、「二階堂の“養分”になれるか」(前同)だというのだ。女性誌記者は続ける。「どうやら、つい最近、菅田が“養分”を吸い取られ果て、お役御免になったようですよ。一方、最近、二階堂との熱愛をフライデーされたイケメン映像作家も、同会の所属です」(同)

 魔性のフェロモンでイケメンを集め、勢力を拡大する『二階堂会』だが、ここにきて抗争寸前の緊張感が漂っている。彼女らの本拠地・三軒茶屋に、新興団体『NEOブス会』なる組織が立ち上がったからだ。ちなみに『ブス会』とは、元AKB48の前田敦子(25)をトップに、高畑充希(25)、池松壮亮(26)、柄本時生(27)らで構成される会。前田は、構成員に自身を「姫」と呼ばせていたというから、二階堂に負けない女王ぶりだ。

 しかし、「実は前田は最近、『ブス会』を離れ、夜な夜な、映画『イニシエーション・ラブ』で共演した松田翔太(31)に接近。メンバーは、松田の友人で先頃、前田との熱愛が発覚したアパレル会社役員の男性や、フリーアナの田中みな実(30)も一員だといいます。ここでも中心は前田。だから、会名は、『NEOブス会』と言っていいでしょうね」(芸能記者)

 だが、よくなかったのが活動場所だ。「『二階堂会』のシマ・三軒茶屋に乗り込んだことになる。しかも、メンバーも若くてオシャレ系と被っており、トップ2人も女王気質。覇権争いが起こるのは必至で、三軒茶屋を走る国道246号線が血で染まらないことを祈るばかりです」(同)

 さて、女優界には他にも、少人数ながら固い絆で結ばれた派閥が存在する。“日本一美しい女子会”と称される石原さとみ(30)、紗栄子(30)、中村アン(29)、高梨臨(28)のフジ月9ドラマ『5→9』(15年放送)共演者の女子会だ。ドラマ放送中に結成された会だけに、番宣目的と思われていたが、放送の翌年にもホームパーティ、たこ焼きパーティなどを、たびたび開催している。

「放送後も関係が続いているのは、本当に仲が良い証拠。普通、打ち上げ後、“また会おうね”と社交辞令を言って、おしまいですからね」(前出のあべ氏)

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