老眼の改善や予防に効果がある眼のツボもある。武井鍼灸院(埼玉県さいたま市)の武井重樹院長に、老眼はむろん、眼の疲れや視力アップにも効果的な3つのツボを教えてもらった。

 まず、目元の少し窪んだ場所にあるのが睛明(せいめい)というツボ。「車の運転やパソコンなどで眼を酷使したとき、目元を押すと楽になりますが、実は、ここが眼に効果があるツボなのです。眼を閉じて人さし指で円を描くようにして、軽く押すようにします」(武井院長)

 攅竹(さんちく)というツボは、眉頭の内側の部分。眉のそのあたりを押していると感じられる、ややくぼんでいる部分にある。「眼球を圧迫しないように優しく、ソフトに押すのがコツです」(前同)

 3つ目は太陽というツボで、目尻から1センチほど外側、指で触ると少しくぼんだ場所にある。押すと視界がパッと明るくなり、別名「眼医者いらず」と呼ばれるツボだ。

「目のツボは非常に敏感なので、3つともあまり強く押さず、人さし指で軽く押して離す。これを何回か繰り返してください。早ければ、その日のうちに目の状態がよくなります」(武井院長)

 スマホやパソコンの画面を見つめ、車を運転するなど、眼を酷使することが多い現代社会。いつでも、どこでもできる眼の1分トレーニング、ぜひお試しあれ!

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