口臭、ワキガ、加齢臭…「気になるニオイ」徹底対策!の画像
口臭、ワキガ、加齢臭…「気になるニオイ」徹底対策!の画像

 いよいよ薄着のシーズンがやってくる。心と体が開放的になるのはいいけれど、“オヤジ臭”まで解放しないように注意!?

 日一日と春めいてきた、今日この頃。ポカポカ陽気に心も弾み、仕事にレジャーに……と張り切っていきたいところだが、その前に、ちょっと考えたほうがよさそうなのが、お父サン世代につきものの“ニオイ”問題。「口臭やワキガ、加齢臭など、男性が発するさまざまなニオイに関しては、最近、“スメルハラスメント(スメハラ)”という言葉ができるくらい、世間から白い目で見られ始めています。“オッサンなんだから仕方ないだろ”と開き直るのも自由ですが、どうせなら改善できたほうが、お互い気が楽ですよ」(医療ジャーナリスト)

 というわけで、気になる“男のニオイ”について、その原因と予防策を一度、勉強しておこうではないか。“まず、周囲への迷惑度が甚大な“口臭”だが、その原因は大きく分けて3つあるという。「1つは、唾液が減って口の中が乾燥することにより、口の中の洗浄・殺菌作用が失われ、細菌が増殖して発生する口臭。次に、口の中の汚れによるもの。3つめが体調不良による免疫低下や、病気からくるもの。原因ごとに正しい対処法を取ることで、かなり軽減できるはずです」(前同)

 1つめの乾燥は、当然ながら、水分をとる習慣をつけることが最良の対策。「集中したり、緊張したり、おしゃべりに夢中のときなどに、口の中は乾燥します。こまめに水分をとることが大事です。ただ、糖分は口中で酸化を起こして口臭の原因となるので、甘いジュースは厳禁。またカフェインも唾液の分泌を抑えてしまいます。両方が含まれる甘い缶コーヒーなどは、むしろ口臭をきつくするので避けましょう」(前同)

 2つめの口の中の汚れは、正しい歯磨きを実行することが一番。「特に、歯と歯や歯茎の間に残った食べかすが強烈な腐敗臭を放つんです。歯茎のほうに溜まった汚れは歯周病にもつながるので、毎日の歯磨きだけでなく、できれば歯間ブラシや糸ようじを使って“隙間の汚れ”を取る習慣をつけるべきですね」(歯科衛生士)

 歯周病は、口臭だけでなく、「近年の研究では、脳梗塞や心臓疾患、糖尿病のリスクを高めるということも分かってきています」(前同)と言うから、最大限の注意を払うべきだろう。

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