女性陣から男性タレントに目を向ければ、俳優では福山雅治がトップに輝く(CM推定約4000~7000万円、テレビ推定約200万円)が、これも先に述べた安室同様、楽曲提供料や玄人はだしの写真提供料などの条件がついたもの。「福山が男性タレント単体で最もギャラが高いと言えますが、グループでいえばやはり『嵐』。値段や他の仕事との兼ね合いから5人そろわずに契約する例もあるほどの人気です」(前出の広告代理店社員)

 ちなみに、嵐の中でギャラ最高額なのが櫻井翔(CM推定約5000万円、テレビ推定約200万円~)。バラエティからニュース番組までこなす脅威のマルチ能力は、アイドルに限らずとも芸能界で比類ない。松本潤と二宮和也もCM契約料は櫻井と同額で、推定5000万円だという。

 CMのギャラでは、俳優やアイドルのイケメンが上位に並ぶが、番組出演となれば、そうとは限らない。むしろ、バラエティや情報番組で中心になるのは芸人のほうで、明石家さんまやビートたけしとなれば、番組1本当たり200万円超えを記録する。そして、そんなお笑いBIG3に肉薄するのが、くりぃむしちゅーの2人だ。

「現在、上田(テレビ推定130~200万円)はバラエティやスポーツニュースのMCなど幅広くこなしています。その安定感は、中堅では随一と言えます。一方、有田(テレビ推定120~190万円)はどんな状況でも笑いを生み出しますし、何より、番組の完成後のことまで考えて行動すると、現場サイドから大好評。最近は、番組演出にも積極的に手を貸しているそうです」(前同)

 それだけに、番組1本当たりのギャラも、お笑いBIG3からわずかに下がる程度ということも少なくないそうだ。「さすがに大御所を抜くということは、実力うんぬんより慣例的に厳しいものがあります。しかし、くりぃむしちゅーの2人を中心に据えた番組は、どれも長続きしますから、その需要はますます上がっていくでしょうね」(同)

 他の芸人のテレビ出演料は、宮迫博之が100~130万円程度、後藤輝基が80~110万円程度、設楽統が70~100万円程度だそうだ。

 4月は番組の改編時期。話題の番組が多く始まっているが、事務所と芸能人のプライドと生活をかけたギャラの悲喜こもごものほうが気になる!?

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