浅田真央「平昌&東京五輪キャスター就任」をめぐる争奪戦の行方の画像
浅田真央「平昌&東京五輪キャスター就任」をめぐる争奪戦の行方の画像

「事前に関係者と十分な準備をしての“引退発表”だったと思われます」 フィギュア関係者がこう話すのは、浅田真央(26)の電撃引退についてだ。

 4月10日の夜、自身のブログで引退を公表。翌々日には都内のホテルで会見を開き、駆けつけた報道陣350人を前に涙を見せたが、「これは、彼女を巡るテレビ各局と芸能事務所が血眼になる獲得合戦の火蓋が切られた瞬間です」と、スポーツ紙記者は言うのだ。

 昨年のリオ五輪では、フジテレビがバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔を起用。日本テレビは、トリノ五輪金メダリストの荒川静香をバンクーバー、ソチと2大会連続でキャスターに起用している。

 韓国・平昌で行われる来年の冬季五輪、さらには2020年の東京五輪を見据えた今、浅田は喉から手が出るほど欲しい存在だ。彼女の動向について冒頭の関係者は、引退発表のタイミングが鍵を握っていたのではと、こう話す。

「浅田が引退を公表するブログを更新したのが午後10時51分。直後に始まったTBS『NEWS23』では、さっそく特集を組んでいました。実は、TBSには彼女と非常に親しいスタッフがいて、その人物を通じて事前に折衝していた様子」

 会見の当日夜は、フジテレビで引退の瞬間に独占密着した特番が流れたが、「フジは世界選手権と全日本選手権を放送する、日本スケート界のパートナーかつスポンサー的存在。関係者は足を向けられませんし、彼女が世話になったスタッフもいるので、恩返しの意味にすぎないでしょう」と、TBSがリードしている裏側を明かす。

 とはいえ、予断を許さないのが、放映権を巡る実態だ。スケートの五輪中継は、NHKと抽選で振り分けられた民放1社のみに限られるためである。「10月に予定されている放映権のクジで負ければ、他局に持っていかれる可能性もある。TBSとしてはメインキャスターに据えたいですが、彼女や代理店がフィギュア関連の仕事にこだわる可能性もありますから」(TBS関係者)

 さらに、事務所の問題も。「現在の浅田さんは、選手としては中京大学に所属し、マネジメントをIMGという米国企業に依頼。安藤美姫や高橋大輔もかつてIMGに所属していましたが、現在は日本の事務所に所属している経緯もあり、浅田さんの判断が注目されている」(スポーツ紙記者)

 フィギュア界は「事務所のグルーピングが非常に強く、その選択次第で番組出演やアイスショーなど、仕事が大いに制限される」(前同)と言うが、浅田について冒頭の関係者は、「真央の現マネージャーと姉の浅田舞とともに新事務所の立ち上げが濃厚です。このマネージャーは以前にも独立をはかり、浅田姉妹との関係も良好ですから」

 銀盤の女王は今後、どんな選択をするのか――!?

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