小泉純一郎元首相の「自民党批判」息子・小泉進次郎への影響の画像
小泉純一郎元首相の「自民党批判」息子・小泉進次郎への影響の画像

 これが現代版の“親子鷹”!? 自由奔放な親父が「自民党はどうかしている!」「日本人よ、目を覚ませ!」と怒、怒、怒!!

「父親のせいで、進次郎の“総理大臣への道”が断たれるかもしれませんよ」 こう話すのは、『民主党の闇』などの著作がある、ジャーナリストの宇田川敬介氏だ。

 進次郎とは“政界のプリンス”小泉進次郎氏のこと。その父親は言うまでもなく、小泉純一郎元首相だが、実は今、この親子間で、ある問題が生じているという。

「ご存じの通り、小泉元首相は、現在の安倍内閣に何かと批判的な発言を繰り返しています。その一方、進次郎は安倍政権配下の一人。つまり、父親が現政権を批判するたび、進次郎の立場は悪化してしまうんです」(全国紙政治部記者)

 過酷な板挟み状態。人気ナンバー1の政治家・進次郎氏も、さすがにキツそうだが、親父はどこ吹く風!? 相変わらず元気に、暴走中だ。そこで今回、本誌は進次郎氏を困らせる小泉純一郎氏の「反自民党のご乱心」ぶりを徹底取材。奇妙な親子関係の実態に迫った――。

 まず、つい先日も息子にすれば“勘弁してよ!”と絶叫しかねないニュースが。日本列島に轟いた。「小泉純一郎氏、細川護煕氏、菅直人氏……歴代の首相3人が結集して、ソーラー発電の催しに参加したんです。千葉県の匝瑳市にある3.2ヘクタール(東京ドームの3分の2程度)ほどの農地に、約1万枚のソーラーパネルを設置することで、300世帯の電気代1年分を賄えるようになる、という計画のパフォーマンスです」(前同)

 そこへ出席する理由は、むろん“脱原発”の主張。エネルギー問題だ。小泉元首相も、「これは、全国のソーラーシェアリングの先駆けとなるのではないか。手本となるように、ぜひとも頑張っていただきたい」と力強くエール。しかし、この行動が“反自民”を如実に体現しているという。「そもそも野党の元首相らと結託して、反原発を叫ぶなんて自民党に喧嘩を売っています」(前出・宇田川氏)

 進次郎氏にすれば、自分の父親が、自分の上司に喧嘩を吹っ掛けたようなもの。それだけではない。

「小池百合子都知事が当時、都知事選に立候補した際も、純一郎氏の“小泉節”が炸裂しています。自民党は小池氏を応援した議員に“除名するぞ”と脅したが、純一郎氏は“あの通達はひどい”さらに、“俺が小池さんを応援したら、進次郎は除名になるんだって”などと発言したんです」(自民党関係者)

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