お金が貯まらない人の行動から学ぶ「貧乏人の法則」の画像
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 頑張って働いてきたのに、貯金がないどころか借金を作っていた! その原因はあなたの生活習慣に!?

 日々の生活に困るわけではないが、なぜかお金が貯まらない。そのままの暮らしを続けていたら、いつしか破産状態に――。現在、そんな高齢者が急増しているという。

「そういう人たちが陥っていたのは“隠れ貧乏”。これは、日々の生活の積み重ねによって、徐々に症状が悪化していく“生活習慣病”のようなもので、染みついた考え方や行動のクセが、その最大の原因なんです。自覚がない、あるいは、気づいてはいるけれど認めたくないために、なかなか改善もされないという点においても、生活習慣病と重なります」

 こう話すのは、3月に出版した『貧乏は必ず治る。』(CCCメディアハウス)が話題の桜川真一氏。サラリーマンだった桜川氏は、家族の作った3億円の借金をすべて返済したうえに、不動産と株で3億円もの資産を作ることに成功。彼の著書には、そこに至る中で分かった“隠れ貧乏”に陥る法則と、その治療法がまとめられており、大きな気づきを与えてくれる。

 人生を台なしにする“隠れ貧乏”に陥らないために、どうすればいいか。貧乏な人の危険な法則を、金持ちの幸せな法則と比較をしながら、いくつか紹介していただこう。

 まず第一に、貧乏人にはこんな法則があるという。「貧乏な人は、買い物をするときに“割り算”をしてしまうクセがついています」(桜川氏=以下同)

 たとえば、携帯電話の契約によくある、必要かどうかよく分からないのに、勧められる月額300円の付帯サービス。「貧乏人は、300円を30で割って“1日たった10円ならいいか”と思って、契約してしまいます。金持ちは、逆に12をかけて、“年間3600円か。ムダだな”と、すぐに判断ができるんです」

 クレジット払いや住宅ローンも同様で、貧乏人は、割られた月々の支払い額で、「これなら少し無理をすれば払えるか」と判断して購入を決めるクセがついているため、いつまでもムダな出費が多いのだという。「割るのではなく、かけた総額で判断するクセをつけることが、金持ちへの近道なのです」

 次に、桜川氏が挙げるのは、「貧乏な人は、お金に困っている人に、すぐにお金を貸してあげようとします」という法則だ。

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