「携帯電話の普及が始まった90年代、新規端末や店舗の開発に、各携帯会社はとにかくお金が必要だった。そこで、財界人はもちろん、芸能人や業界人などにも広く投資を呼びかけたといわれています。そこで協力した人には、リターンとして半永久的に月に数千万円が入る仕組みになっているとか。故・大橋巨泉氏やとんねるずの石橋貴明など、90年代に活躍した多くの芸能人が、これで巨利を得ているそうです。その頃はレースクイーンに毛が生えた程度だったはずの叶姉妹が、どうして、その原資を得たのかは謎ですが」(実話誌ライター)

 これが事実なら、まさに先を読む目が現在のセレブ生活を呼んだわけだが……。「しかし、冷静に考えると、市場が急拡大していた90年代ならいざ知らず、頭打ちになった今でも、そんな巨額を定期的に払っているとは到底考えにくいですね。少なくとも、現在については都市伝説だと思ったほうがいいのでは」(牧田氏)

 となると、収入源の真相はやはり……藪の中なのか。「一説には、都内で複数の駐車場を経営しているとも聞きますよ。実はタモリや壇蜜なども駐車場経営をしており、壇蜜は、それだけで年収800万円に上るとも言います」(前同)

 不動産投資については、やはり古典的な財テクとして馴染みがあるのか、手を出す芸能人は多いようだ。ウッチャンナンチャンの内村光良や木村拓哉などもマンション経営をしているそうだが、目立つのは、いわゆる「一発屋芸人」の姿。

「スギちゃんやコウメ太夫など、予期せぬ当たりで収入が激増した芸人たちが、冷静に“この勢いは続かない”と考え、賃貸物件を購入することが多いようです。おかげで彼らは、仕事が激減した今も月に30~40万円は安定収入があるとか。賢いなと思う反面、芸人なら、もっとドカーンとカネを使っても……とは思いますが、まあ、ご時世ですよね」(スポーツ紙記者)

 売れっ子芸能人たちの副業も時代の趨勢か、どうも豪快さに欠けてきた印象。やや寂しい限りだが……。「やはり、芸能界の副業といえば、島田紳助さんを超えるものはいませんね。寿司屋、割烹、お好み焼き屋などの飲食店に商業ビルの経営など手広く、現在でも年収は10億円単位とか。芸能人はやはり夢を見せる仕事ですから、彼を超える“副業王”の登場も期待したいものです」(牧田氏)

 世知辛い話ばかりの世の中、「さすがは芸能人!」というような、ドカンと景気のいい話もよろしくお願いしますよ、皆さん!

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