『HERO』は4位!? 伝説の月9ドラマ「もっとも好きな作品」ランキング第1位は?の画像
『HERO』は4位!? 伝説の月9ドラマ「もっとも好きな作品」ランキング第1位は?の画像

 フジテレビの月曜夜9時のドラマ、通称“月9”。過去に大ヒットドラマを次々と生み出した“伝説的なドラマ枠”です。しかし、最近はかつての勢いを失い、視聴率も低迷中。月9の黄金期を知る30~40代以降のドラマファンにとっては、歯がゆい日々が続いていることでしょう。そこで今回は、平均視聴率23%以上を記録した月9ドラマを対象に、「もっとも好きな作品」を30~50代の男女100人に聞いてみました。

 第3位(12%)にランクインしたのは、1996年に放送された『ロングバケーション』。平均視聴率29.6%、最終話は36.7%を獲得した、まさに“モンスタードラマ”でした。出演は木村拓哉(44)と山口智子(52)。当時はまだ若手だった松たか子(39)もメインキャストの一人でした。「一番好きな作品」(40歳女性)、「青春を感じる」(52歳女性)、「山口智子が好きだった」(38歳男性)など、作品、キャストともに愛されている名作ですね。

 続いて第2位(17%)は、1991年に放送された『101回目のプロポーズ』。亡くなった婚約者が忘れられないチェリストの薫を浅野温子(56)、彼女に想いを寄せるさえない男、達郎を武田鉄矢(68)が演じています。達郎がダンプカーの前に飛び出し、「僕は死にましぇ~ん!」と絶叫するシーンは当時大きな話題になりました。支持した理由として「武田鉄矢の演技が面白かったから」(42歳男性)、「一世を風靡したセリフがまた聞きたい」(40歳男性)、「武田鉄矢があまりに気の毒で、しかしピッタリの役だった」(51歳女性)といったコメントが多く寄せられており、やはり武田鉄矢の存在感が大きかったようです。

 そして第1位(21%)は、1993年と1997年に放送された『ひとつ屋根の下』でした。ファーストシーズンでは、月9の歴代最高視聴率となる37.8%を記録しています。江口洋介(49)や酒井法子(46)、福山雅治(48)など、錚々たるキャストが集結。堀北真希(28)との結婚で話題になった山本耕史(40)も出演していました。今回のアンケートでは、幅広い世代からバランス良く票を獲得。「面白い! 感動します」(36歳男性)、「笑いがあるし、兄弟愛も良かった」(47歳男性)、「キャラクターがみんな良かった」(40歳女性)など、物語の面白さを理由に挙げる声が大多数でした。豪華キャストだけでなく、感動的なストーリーも高評価の一因だったようですね。

 その他の気になる作品としては、月9の平均視聴率歴代1位の『HERO』(2011年)が今回のアンケートでは第4位。また、歴代2位の『ラブジェネレーション』(1997年)は第8位と、ともに振るわない結果となりました。当時の視聴率の高さより、視聴者の“記憶に残った”作品が支持されたのかもしれません。近年の月9ドラマは視聴率が伸びず、苦境に立たされています。嵐の相葉雅紀主演で、現在放送中の『貴族探偵』は、そんな状況を打破する“起死回生”の作品になれるのか、注目ですね。

◆“高視聴率”月9ドラマ「もっとも好きな作品」ランキング
第1位: ひとつ屋根の下(1993、1997)
第2位:101回目のプロポーズ(1991)
第3位:ロングバケーション(1996)
第4位:やまとなでしこ(2000)、HERO(2001)
第6位:ビーチボーイズ(1997)、西遊記(2006)
第8位:教師びんびん物語II(1989)、あすなろ白書(1993)、ピュア(1996)、ラブジェネレーション(1997)
第12位:素顔のままで(1992)
第13位:妹よ(1994)
第14位:プライド(2004)

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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