天海祐希に西田敏行も、心筋梗塞から復活していた!?の画像
天海祐希に西田敏行も、心筋梗塞から復活していた!?の画像

 がんや脳卒中とともに三大疾病と呼ばれる急性心筋梗塞。心臓にエネルギーを送る冠動脈が詰まり、心臓の筋肉の一部が壊死するこの病は、突然死の原因ともなっており、実際、心筋梗塞によって亡くなった芸能人も数多い。しかしその一方、そんな心筋梗塞を見事完治させ、芸能界への復帰を果たしたケースも少なくない。

 お笑いタレントの松村邦洋(49)は、2009年3月22日に開催された東京マラソンに参加するも、スタートから約15キロの付近で急性心筋梗塞で倒れ、一時、心肺停止に陥っている。その当時のことについて松村本人が語ったのが、2017年2月9日放送の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)。倒れていたときに“三途の川”を渡りかけたそうで、「亡くなったウガンダさんが夢の中に出てきて、“こっちの川じゃなくて、そっちを通れよ”って。それを通っていくと、三途の川が神田川につながって、目が覚めたような感じ(だった)」という。瀕死の状況から復帰を果たした松村は、バラエティ番組の他、健康関連のイベントで当時の経験談を語ることも多い。

 4月20日から第2シリーズが放送されているドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)で主演を務める天海祐希(49)は、2013年に心筋梗塞で都内の病院に入院した経験を持つ。当時、舞台『おのれナポレオン』の公演後に体調不良を訴え、検査の結果、軽度の心筋梗塞と診断され、そのまま入院。治療を受けて1週間後には無事に退院となった。心筋梗塞については、オフィシャルサイトで舞台降板となってしまったことを悔やむ一方、「これまでの体調管理が万全ではなかった」と反省の弁を述べていた。

 2003年、急性心筋梗塞により自宅で倒れ、緊急入院してしまったのは、俳優の西田敏行(69)。それまで1日8箱もたばこを吸うヘビースモーカーだった西田だが、入院中に女優の吉永小百合(72)から「たばこだけはやめてね、西やん」と書かれた手紙をもらったことで一念発起。禁煙するとともに減量にも成功したという。ちなみに復帰後には、「ここで死んだら遺作が『ゲロッパ!』になるが、それだけは避けたかった」と、当時、公開されていた自らが主演の映画をネタにして、全快したことをアピールしていた。

 お笑いタレントの関根勤(63)は、2016年に生活情報番組『サタデープラス』(TBS系)の企画で心臓ドックを受けた際に、心臓の異常が発覚。再検査で冠動脈の一部が狭くなり、血管が詰まる可能性のある冠動脈狭窄であることが分かった。つまり心筋梗塞の一歩手前という、かなり危機的な状況になっていたのだ。幸い2時間ほどの緊急手術で完治した模様だが、その経緯が放送された同番組で、本人は「酒もタバコもやらないし、運動はしているし……」と、まったく自覚症状がなかったことを明かしていた。

 関根のように、自覚症状がまったくないまま発症してしまうこともある心筋梗塞。完治させるには早期発見がカギとなるだけに、こまめな検査を行うことで予防したいところだ。

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