『関ジャム 完全燃SHOW』で明かされた「アニソンは89秒」に視聴者ビックリ!の画像
『関ジャム 完全燃SHOW』で明かされた「アニソンは89秒」に視聴者ビックリ!の画像

 5月7日に放送されたバラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、志田未来(24)とKis-My-Ft2の宮田俊哉(28)をゲストに、アニメで使われる楽曲「アニソン」に関するトークが繰り広げられた。この中で披露されたプロによる“アニソン解説”に、興味を引かれた視聴者が続出したようだ。

 特に話題となったのは、「主題歌の長さは89秒」という解説だ。出演したアニソンプロデューサーの山内真治氏によると、アニメのオープニングなどで使われる、いわゆる“テレビサイズ”の主題歌はほとんどが89秒だという。番組では、人気アニメ『化物語』のテーマソングを検証したが、確かに89秒となっていた。

 この理由として、山内氏は放送枠が30分のアニメを例に挙げ、CMと本編を差し引くと、オープニングとエンディングに割ける時間は90秒ずつだと解説。そしてこの形が、30分アニメの1つのフォーマットになっているという。ちなみに、主題歌の長さが90秒ではなく89秒なのは、曲の最初と最後に0.5秒ずつ「ノンモン」と呼ばれる無音の時間を設けるためのようだ。

 また、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らきすた』などを手がけた作曲家の神前暁氏は、89秒という時間に合わせるため、まず楽曲を80秒から100秒ほどで作っておき、テンポを変えたり楽器の音の長さを伸ばすなどして調整すると語った。

 このアニソン裏話は、視聴者に大反響。放送後のSNSには、「ずっと90秒だと思ってたけど違うのか!」「そこまできっちり時間が決まっていたとは思わなかった」「秒単位で尺が決まってるとか……作曲大変そう」と驚きのコメントが数多く上がっていた。

「最近のアニソンは、Aメロ、Bメロ、サビにCメロに大サビと、アニメ本編への期待感をあおるため、89秒の中にとんでもない工夫がほどこされています。今クールも50本以上の新作アニメが放送されてますが、耳に残るような仕掛けを取り入れた曲が本当に多いですよ」(アニメ誌ライター)――今後は、秒数まで意識して聴いてみては?

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