梅雨どきの体調管理「NG事項」教えます!

 カラッと晴れた青空から一転してジメジメ、ジトジトの日々が……。移り変わりの激しいこの季節には健康のための「NG事項」がある!

 爽やかな初夏の青空が広がり、日ざしも徐々に夏の気配を帯びてきた昨今。気象庁によると、今年の5月は高気圧が発達し、全国的に平年より気温が高め。実際、気温25度以上の夏日が多くなっている。

 そんな初夏に気をつけたいのは、やはり体調管理だ。というと、やはり「暑さ対策」が思い浮かぶだろう。実際、まだ体が暑さに慣れていない時季だけに、真夏ほど気温が高くなくても熱中症には十分な注意が必要。「ですが、暑くはなっても“まだ真夏ではない”ということを忘れてはいけません。この微妙な時季の過ごし方を誤ると、一気に体調を崩しかねないのです」(医療ジャーナリスト)

 いったい、どういうことなのだろうか? 「分かりやすい例を挙げるなら、水分の補給方法が夏とは大きく違うということがありますね」(前同)

 暑ければ、ついつい水を飲みたくなるし、熱中症予防にも効果は絶大。何がいけないというのだろうか? 「そう簡単な話でもないんです。日ざしも強く、気温も高いので、つい真夏のように水をガブガブ飲んでしまいがちですが、この時季は真夏と比べてまだ湿度も低く、汗をかく量も少ない。そのため、真夏と同じように大量の水分を摂取してしまうと、細胞が“水太り”を起こして体がむくむだけでなく、血液中のナトリウム濃度が低下して、さまざまな症状を引き起こす“低ナトリウム血症”の危険性があるのです」(前同)

 これ、疲労感や頭痛、めまい、嘔吐、痙攣といった症状から心不全や腎不全など、致命的な病気に至ることもあるから要注意。「この時季の日常レベルの活動であれば、水分が欠乏するほど汗をかくことはありません。喉が渇いたなと思ったら少しずつ水分を補給するくらいで、ちょうどいいはずですよ」(前同)

 もちろん、長時間の屋外活動や、激しい運動の場合は、十分な水分補給が必要。特に大量に汗をかくようなときには、塩分を含んだミネラル水や経口補水液、あるいはスポーツドリンクの利用が勧められているが、やはりガブ飲みは禁物。

 特に、スポーツドリンクには、また違ったリスクを高める可能性があるという。「塩分に加え、スポーツドリンクには糖分も多く含まれており、この過剰摂取によって、高血圧や糖尿病の悪化を招く可能性があるのです。日頃、症状がない人でも“ペットボトル症候群”ともいわれる、急性糖尿病に陥るケースもあります。一般的なスポーツドリンクに含まれる糖分は、500ミリリットルあたり100キロカロリー前後。これは角砂糖約7~8個分ですからね」(薬剤師)

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