それを裏づけるように、最近、そこかしこで“斎藤推し”とも思える現象が起こっている。まずは、5月9日の読売新聞が突如、『成功体験をさせよ…斎藤巨人二軍監督の若手指導法』と題した長文インタビューを掲載。二軍監督のインタビューが、こうしてクローズアップされるのも異例だが、これだけではない。

「東京ドームに巨人戦を見に行ったら、オーロラビジョンに突如、斎藤の顔が大写しになったんだよ。由伸監督や菅野なら分かるけど、何か、球団の思惑を感じるね」(スポーツ紙デスク)

 実績のわりに、いまいち地味なイメージの斎藤氏を一般に浸透させようという必死の作戦なのだろうか。巨人軍OBで野球評論家の黒江透修氏も、斎藤監督誕生は十分ありうると言う。

「斎藤は選手に気配りができる男だ。ファームの監督になって厳しいことも言えるようになったし、フォローもちゃんとやる。一軍の監督にふさわしい経験を積みつつあると思うよ」

 気になるその時期だが、黒江氏が「将来の話だよ」と言う通り、今季がよほどひどい結果に終わらない限りは、早くて由伸監督の任期満了後になりそうな気配。が、なんでも起こりうるのが勝負の世界だ。これから魔の交流戦、そして30億円組の本格復帰を迎えるが、それをもってしても成績が低迷したならば……。

 巨人を長年支えた元大エースが再び、両肩にチームの運命を背負う。そんな日が、意外と早く来るのかもしれない。

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