それでは、北朝鮮が“ご法度”のICBMの発射実験に踏み切る可能性はあるのだろうか?

「キーワードは軍の長老派です。彼らは政府高官の非公式な外交交渉を弱腰だと非難することが多い。これは、金正恩氏がいまだ軍部を完全に掌握できていないからだといいます。火星12号を14日に発射したのも、その5日前の米朝の政府高官の秘密交渉の内容に腹を立てた軍幹部が、正恩氏に強行を具申したためともいわれています。正恩氏が軍部の暴走をどう抑えられるか……この一点に北朝鮮の命運はかかっているのではないでしょうか」(前出の外信部記者)

 今年は、“激動の文月”となりそうだ――。

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