パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第54回「大黒柱、押忍!番長3」

 何かがしっかりと立っているためには、大黒柱ってのが必要になってくるわけです。真ん中で全体を支える役目をする、大黒柱。時代によって入れ替わったりしつつ、それでもそこに何かが立っていなければ、崩れ落ちてしまいかねない。

 最近、久しぶりに大黒柱の風格を漂わせるパチスロ機種が現れました。そう、『押忍!番長3』です。

押忍!番長3
(C)DAITO GIKEN,INC.

 大人気シリーズの後継機ではありますが、それだけでは説明のつかない人気が、ホール導入からしばらくたった今も続いております。

 ただ、この『番長3』、基本システムが今までの『番長』シリーズとは大幅に変わっており、そこんとこを理解していないと、打っていて「???」となりかねない。今日はそこんとこだけ覚えて帰って、というポイントを数点お伝えさせていただきましょう。

 一言で言うならば『番長3』は、「ベル中心の戦い」を繰り広げる台です。そう、この機種との勝負に勝つための大黒柱は、間違いなくベル!

【ざっくりとした番長3の流れ】
その1>ベルを規定回数分引いて(引いたベルの数はリール右の「ベルカウンター」に表示)、「対決」演出に発展させる。

その2>対決演出中にベルを引いて、「特訓」演出に発展させる(いきなり対決に勝つ場合ももちろんアリ)

その3>特訓中にもベルを引いて(レア小役から発展している場合はレア小役を引いて)、特訓後に再び出てくる対決演出を、より勝ちやすいものに昇格させる。

その4>対決演出中、ベルを引いて勝率を高める。

その5>対決に勝利すればART突入。ART中もベルを引いて対決に勝つ。

 つ、ま、り、ずっとベル引いときゃ勝てる台なんです。いや、ずっとベルだけ引けりゃ、それだけでコインが増えていくので、どんな台でも勝てるんですけど、そうじゃなくてベルが展開を大きく左右してくる。そこにレア小役は“特急券”的な役割としてついてくるイメージですね。

 もちろん、最初から勝つことが決まっている対決や、最初の対決中にレア小役を引いて勝ちが決まるパターンもありますが、基本は要所要所でベルを引いて「当たりを育てていく」というイメージです。

 このイメージを持ったうえで、

●通常時に対決演出間でハマりにくい台
●通常時に「番長ボーナス」が頻繁に当たる台
●ARTをよく引き戻す台

……といった台に出会ったら、その台で粘るのもアリかな、と。

 とにかく、「今、自分が何をすれば良いのか」を把握しているのとしていないのでは、ゲーム性の見え方が大きく違ってきます。ベルを引けずにイライラしたり、ベルを引いたのに負けてイライラしたりもするでしょう。しかしその見返りとして、『番長3』におけて、自力で勝ちを引き込んだときの快感はあまりあるものです。

 おそらく、今後『番長3』は店側の大黒柱としてしばらく活躍していくでしょう。つまり設定状況も優遇されやすい。いつの時代も、店側の大黒柱ってのは、打ち手が大黒柱として乗っ取れる機種なのです。

 さぁ、『番長3』を大黒柱にすえるのは、店か、僕らか、いざ尋常に勝負じゃ!

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