火曜夜9時放送のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系)が13日に最終回を迎え、平均視聴率9.6%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全話の平均視聴率は10.5%と高い数字を残した。今回の好調を受け、「月9よりも火9」と視聴者の注目が集まっているようだ。
2017年に入って、フジテレビは「火9枠」ドラマとして、草なぎ剛(42)主演の『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)を放送。草なぎが“詐欺師”を演じたこのドラマは、先が気になるスリリングな展開が大好評で、最終回は視聴率11.6%をマーク。全話2桁視聴率となる好記録を達成した。
その勢いは4月から同枠で放送された『CRISIS』でも衰えず、初回13.9%と好スタート。映画のような迫力あるアクションに注目が集まり、第8話では「7分30秒」という長回しのアクションシーンも話題に。結果、最終回まで好調を維持したまま、幕を閉じた。
この流れを受け、早くも7月スタートの火9新ドラマ『僕たちがやりました』(カンテレ・フジテレビ系)に注目する人が続出している。このドラマは、若者たちの“青春逃亡劇”を描くサスペンスで、主演は窪田正孝(28)。原作コミックは累計発行部数(電子版含む)120万部を突破しており、話題性も抜群だ。
ネットには「新ドラマは『僕たちがやりました』だし、火9枠大勝利じゃね?」「『嘘の戦争』からの流れがすごい。期待させてくれる作品が続いてる」「『僕たちがやりました』もしっかり『CRISIS』に続いてほしいな」「これは来季の覇権確定か?」「フジの火9枠ノリノリじゃないか!」と、火9に期待するコメントが多く上がっている。
「フジテレビの看板だった“月9”枠は長らく低迷中です。嵐の相葉雅紀(34)を起用した『貴族探偵』も1桁台と苦戦していて、打ち切りの噂も絶えません。その一方、“火9”枠は視聴率的にも内容的にも大好評ですから、もはやフジテレビのドラマを牽引する枠になっていますね」(テレビ誌ライター)
“火9”がフジテレビの看板になる日は、もうそこまで来ているのかもしれない。