甘酸っぱいラジオCM『金鳥少年』に身悶える人が続出!?の画像
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 KINCHO(金鳥)のラジオCM『金鳥少年』シリーズが、ラジオリスナーの間で「甘酸っぱくてドキドキする」と話題になっているのをご存知だろうか?

 このラジオCMは5月から7月の期間限定で流れているドラマ仕立てのシリーズ物で、登場するのは中学2年生の大沢くんという男子と高山さんという女子。大沢くんは関西地方のとある田舎町に住んでいて、キンチョールで蚊を落とすのが得意。高山さんは大沢くんの同級生で、実家には畑があって姉がいるという設定だ。この思春期の少年と少女の会話が、なんとも言えない緊張感にあふれているのだ。まずは2016年に放送された、胸キュンなエピソード“その1”を紹介してみよう(一部抜粋)。

大沢くん「蚊がいなくなるスプレーって知ってる?」
高山さん「見た? 私のうなじの……蚊に刺された跡」
大沢くん「……いや、いやいや、知らん!」
高山さん「いいよ、見てて。今日、蚊がいなくなるスプレー買うから。私が蚊に刺されてないか……明日も、見てて。大沢くん」
大沢くん「え……」

 といった感じで、純情そうな大沢くんと少し大人びた高山さんとの甘酸っぱい恋愛未満のエピソードが、全国のラジオリスナーの心をザワつかせたのだ。

 このシリーズは“その4”まで放送され、高山さんはイケメン男子生徒、後藤くんとの三角関係を匂わせるなど、大沢くんを最後まで翻弄し続けた。これに対しツイッターなどでは「思春期感がたまらない」「息が詰まりそうな空気感」「近年まれに見る秀逸なCM」など、心をわしづかみにされたコメントが続出。妄想を膨らませた人たちが、CMをイラスト化した投稿も多く見られた。

 このCMシリーズにはラジオ番組も注目していて、大阪のラジオ局、ABCラジオで制作される朝の帯番組『おはようパーソナリティ道上洋三です』では、いち早くCMを制作した電通・関西支社のCMプランナーに取材。ラジオでは珍しいドラマ仕立てのCMになった経緯などを紹介していた。さらに、ACC(全日本シーエム放送)主催のCMフェスティバルでは、昨年のラジオCM部門のグランプリを受賞している。

 そんな話題のCMが、昨年に引き続き今年も放送されている。待望の2017年バージョンは大沢くんと高山さんが中学3年生になっていて、大沢くんは高山さんがどこの高校を受験するか気になっている様子。2016年バージョンで名前だけ登場した同級生の後藤くんはお調子者キャラ化していて、高山さんと呼び捨てしあって大沢くんを嫉妬させる。さらに、教育実習生の田村という新キャラも登場し、高山さんを車に乗せていたという噂が流れ、大沢くんはショックで絶叫しながら走り出してしまうのだが……。

 衝撃的な展開を予感させる今年の『金鳥少年』CMだが、まだ最終話が公開されていないため、大沢くんと高山さんの関係がどうなるのかは謎に包まれたまま。本格的な夏が来る前に、ラジオリスナーたちは今後の展開が気になってラジオの前でジリジリと胸を熱くしているのだが、はたしてここからどんな展開を見せるのか注目だ。

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