同店を皮切りにバーなどもオープンさせるなど、業態も店舗も拡大中だという。「最近、流行の“ローストビーフ丼”の店を出すなどやり手ですよ。味? うまいですよ」(前同) 芸人としては弟の千原ジュニアの影に隠れているが、兄だって本当はやるのだ。

 一方、有名になる前から巧みな経営手腕を見せていたのが、はるな愛だ。「自ら社長を務め、お好み焼き屋やバーを4店舗経営。自身も店で接客をし、その頃から“きれいなニューハーフがいる”と評判で、来店した芸能関係者にスカウトされたといいます」(前出の芸能班デスク)

 飲食店経営ばかりが目立つが、株式投資でバカ儲けしているのが、キャイーンの天野ひろゆき。「番組のロケ中でも空き時間があれば、スマホで株の動向をチェック。その甲斐あってか、現在の推定資産は不動産を含めると、10億円以上といいます」(前同)

 そんなスゴすぎる財テクを発揮する天野は、『投資信託協会』のインタビューも受けているほど。いわく、「なけなしのお金をすべてつぎ込むのではなく、たとえゼロになってもいいというくらいの気持ちで投資はやるべきでしょうね」と、芸人らしからぬ投資マインドを語るのだ……。

 語るといえば、カラテカ入江慎也は講演会やコンサルなどの副業が充実。月収は160万円超えだという。「芸人としての月収は15万円ほどですが、入江は大企業の社長と接点を持つなど、ビジネスに昔から興味があったようです」(芸能記者)

 また、入江といえば“合コン3000回”と呼ばれるほどのコンパ好き。「それも仕事の一つ。先輩芸人のために合コンをセッティングしていたんです。良くも悪くも、それによって豊富な人脈を築き上げた。それが今のサイドビジネスに生きていますね」(前同)

 芸能評論家の三杉武氏も、こう語る。「俳優や歌手に比べ、芸人が副業で成功するのはもともと、しゃべりが上手でプレゼン能力も高いから。そのうえ、人から愛される社交性もある。“人たらし”が多いので、出資する人も集まりやすいんですね」

 芸人は経営者向きとも言えるのだ。むろん、芸人の副業にも失敗例はある。「過去には間寛平が自身のキャラ『アメママン』の人気に便乗して、アメママンバッチを制作したが、開発メーカーとのトラブルもあり大コケ。6300万円もの負債を抱えたそうです」(夕刊紙記者)

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