飲食店経営では、ほんこんが窮地に立たされている。「彼がプロデュースするお好み焼き屋『冨くら』は、駒場東大前と六本木に店がありましたが、今は銀座店のみ。ほんこんも週に1回は来店するものの、客の前で“ホルモンを焼きすぎ!”と店員を怒鳴るなど、イライラしているとか。経営がヤバいのでは……」(前同)

 夫婦漫才でおなじみのかつみ・さゆりも、副業で惨敗続きだ。「かつみは20代の頃から株や不動産に手を出し、バブル崩壊時には2億近い借金を抱えていたほど。それにも懲りず、12年にスイーツの店をオープンしたものの、3年後には閉店しました」(前出の在阪の芸能記者) なんたる不運か……。

 前出のラリー遠田氏は、こう語る。「結局、副業が成功するかどうかは、芸人本人が本気で取り組んでいるかどうか、なんですね。誰かの勧めで始めた副業は、やはりうまくいかないんです」

 世の中は厳しい。加えて昨今はテレビ不況。ギャラも激減しており、「昔ほど人気芸人も稼げないので、大きなビジネスに打って出る元手もない。だから、最近は地道な副業をする芸人が増えています」(前同)

 たとえばコウメ太夫は人気絶頂時にアパートを購入。「全6室で、家賃収入は月35万ほど。これに、今も細々と続く営業の仕事を加えると、月収60万円ほどだそうです」(芸能ライター) なかなかリッチでは?

 かたや、お父サン族の共感を集めた詩吟で一世を風靡した天津・木村卓寛は、「09年のブレイク時は、著書の印税も含めて、最高月収は390万。家賃24万の高級マンションに引っ越したんですが、その後はテレビ露出が激減。ネタがネタだけに営業の仕事も少なく、生活は一気に困窮したそうです」(前同)

 そんな木村は現在、芸人活動のかたわら「ロケバスの運転手」をしているという。「それこそ、かつてはテレビで共演した芸人たちを乗せて、ロケ現場まで送っているんです。複雑な思いもあると思いますが、頑張っていますよね」(前同)

 転んでもタダで起きない芸人魂こそが、スゴい副業につながっている!?

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