ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)が、6月13日に最終回を迎えた。予想外のラストシーンに視聴者が騒然となっている。
国家を揺るがす犯罪と戦う、公安機動捜査隊特捜班の活躍を描くこのドラマ。最終話で、特捜班は大物政治家の命を狙う結城(金子ノブアキ/36)の行方を追う。特捜班と激しい戦いが繰り広げられるが、最終的に結城の元同僚である稲見(小栗旬/34)が説得し、逮捕に成功。しかし連行する途中、結城は他の警察官に射殺されてしまう。これは特捜班のトップでもある、警視庁警備局長の鍛冶(長塚京三/71)からの指示。結城の犯罪が脚光を浴びることで、過去の政治家の不祥事が明らかになることを避けてのものだった。
そしてドラマはラストシーンとなり、特捜班メンバーそれぞれが映し出される。樫井勇輔(野間口徹/43)は、爆弾の設計図を描いており、紙の隅には「標的 警視庁」という文字が。大山玲(新木優子/23)は、かつてハッカーだったときの仲間からの「何か面白いネタはないですか?」というメッセージを見つめ、田丸三郎(西島秀俊/46)は謎の工作員と接触。稲見は一人、部屋でもの思いにふける。その後、場面はテレビの報道番組へと切り替わり、アナウンサーが「緊急ニュースが入りました」と読み上げたところで、ドラマは終わる。
特捜班のメンバーたちが不穏な動きを見せるラストシーンに、視聴者は騒然。「これは特捜班がテロリスト側になって終わりってこと?」「主人公らが全員闇落ち……」「特捜班の銃口が警視庁に向けられるとかツラい」「これどうなっちゃうの? 続編は?」と、大きな波紋を広げることとなった。
「このドラマで脚本を務めた金城一紀氏は、前作の『BORDER』(テレビ朝日系)でも衝撃的な結末で視聴者を困惑させています。ただ、『BORDER』は先日スペシャルドラマでの復活が発表されましたから、『CRISIS』もいずれ続編があるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
放送終了後もさまざまな反響が上がっている『CRISIS』。続編に期待!