あの岩崎恭子さんが、ディープインパクトのレースを見に行っていたとは――。『週刊文春』6月22日号の「新・家の履歴書」に登場した岩崎さんが、ご主人(ラグビー日本代表の斉藤祐也さん)と遠距離交際をしていたころのこととして「一度、私のわがままで日本競馬史上最強かといわれたディープインパクトを見たいというお願いに応えてくれて、阪神競馬場に連れていってくれたことも(笑)」と語っているのだ。ディープインパクトがダービーを圧勝後に出走した阪神のレースは、神戸新聞杯と阪神大賞典(ともに1着)だから、そのどちらかなのだろう。

 じつは、ディープインパクトの母系をさかのぼっていくと、14代母にBARCELONA(バルセロナ)の名がある。岩崎さんはこの縁を、神秘な感覚でとらえていたのかもなあと思う。岩崎さんが水泳女子200m平泳ぎで金メダルを獲得したのがバルセロナ五輪。1992年7月26日のことだった。わずか14歳。レース直後のインタビューで発した名言、「今まで生きてきた中で一番幸せです」は今もって語り草だ。

 あの年、競泳のクローズアップと呼応するかのように、「キョウエイ」ボーガンが4連勝、中日スポーツ4歳Sと神戸新聞杯を勝ったことも覚えている。

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