森本レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第58回 スランプとつきあう方法

 ついに暦は7月に突入。もう夏ですね! 夏といえば、身も気もよだつ怪談話の季節。あ~久しぶりに『怪談ぱちんこCR稲川淳二』が打ちたいなぁ。……じゃなくて! 確かに打ちたいけども、そんな話がしたいわけじゃありません。今回は、私が最近体験した「こわ~い話」をさせていただきたいと思います。

 堅勝パチンコライターを自称しているワタクシですが、実はここ1カ月ちょっとの収支、なんとマイナス25万5750円なんです………。しっかり勝ちを狙いに行ってコレなんですよ? 恐いなぁ~恐いなぁ~。このザマでよくも堂々と“堅勝”を語れるものですなぁ~。

 しかも、ここ40日間で勝った日はたったの5日。いや~恐い。ホント恐い。さらに、つい数日前も、『北斗の拳7転生』で朝から1000回転ハマリをくらったあげくに、出てきたのは単発大当たりだけと、不幸の連鎖が止まりません。これはきっと呪いです。呪いの7日間ならぬ呪いの40日間です。あぁ~『リング』の新台も打ちたいなぁ~。

 ……なんてざれ言はさておき、なかなか勝てない日々が続くことを、我々パチンカーも「スランプ」と呼んでいます。そしてこの「スランプ」こそが、我々パチンカーにとってはどんな幽霊よりも恐ろしい存在なのです。

 でもまぁ、これぐらいのスランプなら、わりとよくあるレベルの負け話で、人生最恐の「こわ~い話」とまではいかないんですよね。もう十ウン年、パチンコと連れ添っているんですから、これ以上に手痛いスランプは何度も経験しています。この仕事を始めて以来、初めて年間収支がマイナスになってしまった昨年なんて、一年中通してスランプだったと言っても良いほどでしたし。「出産してからパチンコが弱くなった」とよく言われたなぁ。

 昨年は薄く長いスランプでしたが、パッと入ってサッと抜ける、彗星のようなスランプも経験したこともあります。もう6年も前の話になりますが、『踊るパチンコCRピンク・レディー2011』でのスランプは強烈でした。この機種の担当ライターだった私は、 当時メーカー直営店に先行導入されていた本機を、わざわざ名古屋までデータ採り実戦で打ちに行ったんです。


踊るパチンコCRピンク・レディー2011
(Daiichi)
◆大当たり確率:約1/299.8
 →確変時:約1/33.8
◆確変突入率:66%
(C)MHO ARTIST(C)KEI-OFFICE(C)NTV

 大当たり確率は約300分の1で確変継続率は66%と、当時のパチンコ台の中では、比較的波も穏やかで安定タイプの一台……のハズだったんです。しかし、実戦初日に1000回転ハマリを喰らってしまい、6万円オーバーの負債を抱える大惨事に(涙)。

「さすがにもう1000ハマリはないだろう」と思って再び挑んだ翌日、悪いことは続くもので、今度はなんと1000回転を大きく上回る1600回転以上回しても大当たりナシ! こんなことって本当にあるんですね。こんな状況では記事にすることもできず、当初は2日間の予定だった実戦期間を、もう1日延長せざるをえない事態になりました。

 おかわり実戦をして、『ピンク・レディー2011』に挑んだ結果、どうなったと思います?

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