タッキー&翼・滝沢秀明が「ジャニーズの超エリート」である理由の画像
タッキー&翼・滝沢秀明が「ジャニーズの超エリート」である理由の画像

 タッキー&翼の滝沢秀明の初主演映画『こどもつかい』が公開された。この作品はホラー映画で、滝沢は子どもの霊を操る謎の男を演じている。

 現在35歳の滝沢は、13歳でジャニーズ事務所に入所し、キャリアは22年に及ぶ。解散したSMAP、嵐やTOKIOは、歌手デビューしてからブレイクするまでに時間がかかったが、滝沢は10代の頃から脚光を浴び続けている。

 KinKi Kids堂本光一のファンだった姉の影響もあり、自分で履歴書を書いて送ったという滝沢。その後すぐに連絡がきて、都内で行われたオーディションに参加した。そしてジャニーズに入って一週間ほどたったとき、ジャニー喜多川社長からKinKiのコンサートに呼ばれ、いきなり横浜アリーナのステージに立たされたそうだ。オーディションから2週間ほどで“アリーナデビュー”してしまったことになる。

 その半年後、滝沢は新聞記事で自分が新ドラマの主演になったことを知る。演技経験などなかったが、自分の知らないところでゴールデンタイムのドラマ『木曜の怪談 怪奇倶楽部』(フジテレビ系)で、ドラマデビューすることが決まっていたという。

 さらに16歳のときにはミュージカル『MASK』の史上最年少座長に抜擢。そして同時期、滝沢は当時120人ほどいたジャニーズJr.のリーダーにもなっている。下は10歳、上は23歳と、先輩もたくさんいたため、人間関係に悩みは多かった。プライベートでも仕事でも、他のJr.に何か不祥事があった場合、すべてリーダーの責任になる。そのたびに滝沢が謝りに行っていたが、それがだんだんつらくなり、一度だけ芸能界を辞めたいと思ったことがあったらしい。

 そこで母親に電話したところ、まだ何も言っていないのに、母親は何かを察したのか「もう、帰ってきなさい。もういいから」と言ったそうだ。それを聞いて、滝沢は「やっぱ、いいや。大丈夫」と、辞めることを思いとどまったという。

 そして17歳のときに滝沢は、ジャニーズJr.初のコンサート演出構成を担当。セットリストなども全部滝沢が決め、東京、大阪、名古屋の3大ドームでコンサートを行った。まだCDデビューをしていないJr.は、それまでバックダンサーなどの活動がメインだったため、これはJr.の歴史を変えたとまでいわれている。

 その後、滝沢はデビュー前にもかかわらず、同時期に放送されていた大河ドラマ『元禄繚乱』(NHK)と『魔女の条件』(TBS系)に出演。大河と民放に同時出演するのもジャニーズでは滝沢が初めてだった。

 このように、華々しい経歴を持つ滝沢秀明は、ジャニーズの歴史を塗り替えてきたと言っても過言ではない。そしてこれからも、まだまだジャニーズを引っ張っていく存在に違いない。

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