映画版『銀魂』は泥船!? 作者・空知英秋の放った“名言”の画像
映画版『銀魂』は泥船!? 作者・空知英秋の放った“名言”の画像

 7月14日から小栗旬(34)主演の実写映画が公開される、人気漫画『銀魂』(集英社)。宇宙人まで登場するSF幕末時代劇である同作。メインはギャグかと思いきや、シリアスな展開や感動的なシーンも満載で、読者の心を揺さぶる名言も数多く登場する漫画だ。そして作者の空知英秋氏(38)も、さまざまなメディアで、自身の言葉を発信してきた。今回はそんな空知氏の“名言”や“迷言”にスポットを当てて紹介していこう。

 まずはネットでも話題になった、コミックスの質問コーナーでの空知氏の回答から。読者の質問は、「面接試験で“尊敬している人”を聞かれた際に『銀魂』の主人公の“坂田銀時”と答えたら“オタクで気持ち悪い”と思われますか?」という内容。

 これに空知氏は、質問者がやろうとしていることは「『おにぎりの具で何が好き?』と聞かれ、『具志堅用高』と答えるようなもんです」と独特の言い回しで回答。自分が具志堅用高の話をしたいばかりなせいで、会話になっていない、と説明した。さらにオタクなのが気持ち悪いのではなく、「コミュニケーション下手なオタクは自己が肥大化して会話に不具合が起こる」、そんな部分が気持ち悪い、と分析。最後は面接で“尊敬している人”を聞かれたときは「具志堅用高」と答えるべきだと、ギャグ作家らしいオチまでつけていた。これにはファンからも「正論」「見事」「まるで銀さん」「的を射ている」と賛同の声が上がった。

 また空知氏は、この質問コーナーで“迷言”も残している。同作品には、土佐弁のような口調が特徴の“陸奥”という女性キャラクターが登場。ファンの間では、“紀州藩藩士”の陸奥宗光がモチーフではないかと言われていた。それを踏まえて「しっかり勉強してから作品を描いてますか? 陸奥宗光は土佐出身ではないです」という辛辣な質問が寄せられた。

 これに空知氏は「その前に幕末に宇宙人はいません もっとしっかり勉強したまえ」と返答。このやりとりを見たファンからは「清々しい開き直り」「“売り言葉に買い言葉”のお手本」と、なぜか空知の回答を絶賛する声が上がっていた。

 そして7月に公開される実写映画に対しては、「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥船」と自虐ともとれるコメントを発表。さらにこの後、「全員銀魂と一緒に死んでもらう」と言いながらも、監督の福田雄一氏(48)と、主演の小栗旬の才能を認めていることを打ち明け、最後は「二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会」と“空知氏らしい”表現で締めくくっていた。

 作者の空知英秋氏も認めるスタッフとキャストが送る、映画『銀魂』。公開前からかなり注目を集めているが、どのような作品に仕上がったのか気になるところだ。

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