■元パティシエが腕を振るう! 錣山部屋ちゃんこ 激うま5選

 錣山部屋は、ちゃんこ鍋の味や種類の多さにも定評がある。なぜなら、元パティシエという異色の経歴を持つ、序二段・臥牛山が中心になってレシピを考えているからだ。中でも、一番人気はトマト鍋。コンソメだしでホールトマト缶、キャベツ、しいたけ、しめじ、エノキ、ホウレンソウ、玉ねぎを炊き、ワインで味を調えるこの鍋は、濃厚な味わい。チーズを載せると、さらに味に深みが出る。「残ったスープでリゾットにすれば、二度楽しめるんですよ」(臥牛山)

 二番人気は担担鍋。ニンニク、ショウガ、長ネギ、豆板醤、ケチャップなどで作ったスープで、豚肉、キャベツ、もやし、しいたけ、エノキ、青梗菜を炊く。締めに入れるのは中華麺。スパイシーな担担麺は疲労回復に最適だ。

 三番人気はリンゴ鍋。ちょっと聞きなれない鍋だが、「担担鍋のスープをベースにして、すりおろしたリンゴを入れるんです。酢豚をイメージして作っています」(前同) リンゴを入れることで、マイルドな味になるという。

 さらに、料理雑誌を参考に考案したオニオン鍋も、ヘルシーな一品。みじん切りした玉ねぎを飴色になるまで炒めて、水、コンソメで味を調える。鶏もも肉、しめじ、エノキ、ニンジン、キャベツ、ホウレンソウを、さっぱりといただくのが特徴だ。

 部屋の定番メニューは豆乳鍋。最近、注目の豆乳だが、「ポイントは、多めのかつおだしでスープを作ることなんです」(同)

 蒸し暑く、食欲が減退する名古屋場所前後は、タイ風のグリーンカレー鍋、火鍋などスパイシーな鍋が頻繁に登場し、稽古終わりの力士たちに大好評だとか。ぜひ、家庭でもお試しあれ!

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