『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の期待を高める「3つの魅力」の画像
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の期待を高める「3つの魅力」の画像

 国民的ゲームタイトル『ドラゴンクエスト』のシリーズ最新作となる『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス)の発売が7月29日に迫っている。同作はシリーズ初の「複数のゲームハードでの同時発売」となり、プレイステーション4版とニンテンドー3DS版が同日に登場。さらに、話題の「Nintendo Switch」版の開発も正式に発表され、ファンの間で大きな話題を呼んでいる。

 シリーズの生みの親である堀井雄二氏(63)は、今回の『ドラクエXI』のキーワードが「原点回帰」だと語っている。そんな『ドラクエXI』は、どんなところが期待されているのか、その魅力をあらためてひもといてみよう。

 まず1つめの魅力は、堀井氏も口にした「原点回帰」というコンセプトにある。本作のロゴを見ると、初代『ドラゴンクエスト』のロゴを反転させたデザインになっており、過去のシリーズを意識しているのは明白。また発表会のムービーでも、「そしてふたたび伝説の時がおとずれる」と締めくくられていた。これは『ドラゴンクエストIII』のサブタイトルだった「そして伝説へ…」をほうふつさせるもの。本作の「過ぎ去りし時を求めて」というサブタイトルもあって、今作が『ドラゴンクエストI』から『III』にわたって描かれた「ロト三部作」と関連していることを期待するファンは多い。

 続いて2つめの魅力は、オールドファンを意識したゲームシステムだ。ゲーム内容はおなじみのRPGだが、3DS版では、まるでファミコン時代のようなグラフィックの「2Dモード」で遊ぶことも可能になっている。また、PS4版と3DS版のゲームデータは、これまた懐かしの「ふっかつのじゅもん」というパスワード形式で共有できる点も見逃せない。ちなみに『ドラクエXI』の「ふっかつのじゅもん」に、『ドラクエI』や『II』の有名な「ふっかつのじゅもん」が使用できるという情報もある。

 そして3つめの魅力は、タイプの違う複数のハードで発売されるということだ。美しいグラフィックで楽しみたい人はPS4版、持ち運んで楽しみたい人は3DS版と、ユーザーは自分の遊び方次第で自由に選べる。先に説明した「ふっかつのじゅもん」もあるため、自宅ではPS4版、外では3DS版を遊ぶという人もいるだろう。物語は同じでも、それぞれのハードでゲーム性は変わるので、遊びがいも十分。携帯機と据え置き機の特徴を併せ持った「Nintendo Switch」版が、どのような形で連動してくるのかも興味深い。

 これまで3つの魅力を紹介してきたが、『ドラクエXI』の最大の魅力は、新旧のゲームファンが一緒になって楽しめる点にある。昨年、発売から30周年を迎えたシリーズだけに、今回は世代を超えて「親子で一緒に楽しむ」という人も多いはず。発売されたらどんな盛り上がりを見せるのか、大いに期待したい。

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