先週のG3アイビスサマーダッシュは、須田が○に推したフィドゥーシアが2着、★印のレジーナフォルテが3着(3連単の配当6万7380円)。今週は、芝2000メートルのG3戦・小倉記念が行われる。須田鷹雄の狙いどころは――!?

 小倉記念を前走クラス別成績で分析すると、前走G1出走組の強さが分かる。該当馬の数は少ないが、過去10年で[2・2・1・4]であり、複勝率だと55.6%ということになる。前走G2組が14.3%、G3組が20.7%であるのに比べるとだいぶ高い。

 今回の想定馬では、◎スピリッツミノルがあてはまる。前走は宝塚記念7着だった。いくら宝塚記念にせよ、11頭立て9番人気7着に意味はあるのか? と思われるかもしれない。しかし過去のG1組とて、決して前走で好走してきたわけではない。該当9頭のうち最も前走着順が良かった馬でも7着。該当2頭で、いずれも前走人気は2ケタ人気だった。また9頭のうち5頭は前走10着以下。そう考えるとスピリッツミノルの前走も似たレベルか、出走頭数に助けられたとはいえ過去の事例よりは良いくらいだ。

 またこの馬、鳴尾記念では3着からクビ・クビ差の5着している。当時の斤量が56キロ。鳴尾記念は別定戦なのでハンデ戦だと持ちハンデは55キロ。そう考えると、馬券圏内に入ってきてもまったく不思議ではない。

 G2以下から来た馬についてはどう考えたらよいか。まず気をつけたいのがオープン特別組の扱いだ。ハンデG3なので通用しそうに見えるが、過去10年の成績は[0・0・2・24]。人気になった馬がほとんどいないこともあるが、3連単の3着用としてのみ考えておけばよいだろう。

 やはり一番買う機会が多いのはG3組だ。G3組については、まず単純に前走着順の良い馬を評価したい。斤量についてはあまり神経質にならなくてもよい。前走でG3の3着以内だった馬は過去10年で[3・4・2・12]。複勝率は42.9%で、単複回収率はそれぞれ100%を上回っている。

 ただこの原稿を書いている時点では、想定馬の中に該当する存在がいない。仕方ないので前走5着の○フェルメッツァ、▲ケイティープライドに重いシルシを打っておくが、このあたりは直前に変えることになるかもしれない。

 あとは障害から戻ってくる★クランモンタナ、準オープンを良い形で勝ってきた△ストロングタイタン、△サンマルティンなど。ただ全体に差はなく、波乱の匂いがする。

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