金本監督熱望!? 中田翔、来季は阪神タイガースで「背番号6」?の画像
金本監督熱望!? 中田翔、来季は阪神タイガースで「背番号6」?の画像

 お盆前に、早くも優勝の行方が見えてしまったとも言える今季のプロ野球。そうなると、記者の話題は来季の戦力補強に移る。

「今オフの移籍の目玉は、日本ハムの中田翔内野手(28)で決まりですが、彼の移籍先は、すでに決まっているようですね」と明かすのは、スポーツ紙の日ハム担当記者。「中田はFAで阪神に行くのが既定路線。背番号も中田が現在つけている“6番”に決まっているようです。阪神の6番は、金本知憲監督が現役時代から現在に至るまでつけている番号ですが、これを譲り受けるとか」

 昨年のパ・リーグ打点王で、侍ジャパンでもクリーンアップを張る男が、西の名門球団に移籍となれば大ニュース。ただ、日ハムはなぜ主砲を手放すのか? 「球団事情ですね。日ハムはスター選手であっても金を出さないことで有名。これまで、年俸3億円を超えたのはダルビュシュ有だけ。高給取りである中田は、頭痛の種なんです」(前同)

 日ハムは札幌ドームの使用料として、年間約25億円ほどを支払っているが、これが球団経営を圧迫しているという説もある。「昨オフ、中田は球団から直接、“ドームの使用料が高いから年俸は上げられない”と言われたそうですからね」(同)

 中田は年俸2億4500万円(推定)から、打点王を獲り、チームを日本一に導きながら、昨オフの更改では3500万増にとどまった。昨年の契約更改時に不満げな顔をしていたのは、そのせいかもしれない。「その点、阪神は資金力があるし、戦力的にも中田が欲しい。金本監督の下、若手育成が進んでいますが、まだまだ彼らは成長過程。同時に、福留、鳥谷、糸井ら主力の高齢化が著しい。中田と同じ一塁を守る新外国人のロジャースは好調ですが、打ち続けるかは未知数だし、まだ20代の右の大砲・中田は、喉から手が出るほど欲しい存在でしょう。そもそも、2007年の阪神のドラ1は中田でしたからね」(阪神番記者)

 中田が、阪神の地元、大阪桐蔭の出身であることも阪神入りの好材料だが、「金本監督と中田が同じ広島出身であることが、一番大きいんです。実は2人は、広島のジム『A』の常連同士でした。金本監督は、中田を相当買っているそうで、自身もFAで阪神入りしているため、気持ちもよく分かるはずです」(前同)

 本誌コラム連載中の野球解説者・伊勢孝夫氏は、「中田はWBC前の2月に左手首を痛めたみたいやけど、まだ痛いのか、今季はバットを最後まで押し込めてなくて、ミスショットが多い。それが原因かもしれへんけど、試合中の表情を見ていても、心ここにあらず。もうハムにはいたくないように見えるわな(笑)」とし、こう続けてくれた。

「浜風が吹く甲子園は、右バッター有利。あとは、注目度が高い球団だけに、彼が、どこまで雰囲気になじめるかやな」

 “虎の新主砲・中田、背番号6”――誕生なるか!?

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