第2位(12%)に支持されたのは『DESIRE-情熱-』。86年2月に発売された14枚目のシングルで、作詞は阿木燿子(72)、作曲を鈴木キサブロー氏(64)が担当している。当時の音楽番組などで、ボブのウィッグとハイヒール、そして洋風にアレンジされた着物を着て歌う姿が印象的だったが、この衣装は中森自身による発案だったそうだ。この曲で中森は、同年の日本レコード大賞を受賞。2年連続の大賞受賞という偉業を成し遂げた。

 そして見事第1位(12.5%)に選ばれたのは『少女A』。82年7月に発売された2枚目のシングルで、作詞を売野雅勇氏(66)、作曲は芹澤廣明(69)が担当。この曲により中森は、アイドル歌手としての地位を確かなものにしたといわれている。同時期に活躍した松田聖子がいわゆる“王道のアイドル”だったのに対し、中森は“クールで大人びた”イメージが強かった。この『少女A』は、まさにそんな中森のイメージにピッタリの楽曲だったと言えるだろう。

 80年代を代表するアイドルであり、実力派の歌手としても知られている中森明菜。歌唱力の高さは同世代のアイドルの中でもぬきんでており、表現力も素晴らしかった。そんな“歌姫”の本格復帰が待ち遠しい限りである。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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