V6森田剛、“世界の蜷川”に絶賛された「舞台力」の画像
V6森田剛、“世界の蜷川”に絶賛された「舞台力」の画像

 V6がMCを務めたバラエティ『学校へ行こう!』(TBS系)は、後に『学校へ行こう!MAX』にリニューアルされ、約11年続いた長寿番組だ。V6とTBSは、なにかと縁が深い。現在放送中の、グループ唯一の地上波レギュラー『アメージパング!』も、TBS系。8月30日には、特別番組『V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり!』の放送も予定されている。

 そして、森田剛が現在出演中のドラマ『ハロー張りネズミ』もTBS系だ。劇中で森田は、瑛太が演じる探偵の相棒で、“あかつか探偵事務所”で働く木暮久作を演じている。

 司会者やミュージカル、グルメなど、それぞれの得意分野で活躍しているV6メンバー。グループの中で俳優というと、アカデミー賞受賞俳優の岡田准一のイメージが強いが、実は森田も俳優として高い評価を受けている。

 昨年公開された映画『ヒメアノ~ル』では、サイコキラーという難しい役を演じ、話題となった。さらに森田は、ドラマや映画だけでなく、舞台での経験も多く積んでいる。

 2005年には、古田新太や橋本じゅんらが在籍する劇団☆新感線の舞台『荒神~AraJinn~』で主演。その3年後にも、同劇団プロデュースの舞台『いのうえ歌舞伎☆號「IZO」』で、“人斬り以蔵”こと岡田以蔵を演じている。

 そして、森田の舞台経験で忘れられないのは“世界のニナガワ”こと、故蜷川幸雄氏との出会いだ。蜷川氏は、自身が演出した舞台に出演経験のある東山紀之に、森田について「彼はどうなの?」と、事前にリサーチしたという。東山は、森田とドラマで共演したことがあり、「ナイーブで、俳優としては抜群」と評価。そして森田は、10年に上演された蜷川氏の舞台『血は立ったまま眠っている』の主演に抜擢され、若きテロリストを演じた。

 当初は、ヒゲを生やしていた森田に「お前、野ネズミか!? よくジャニーズ事務所にいられるよね」と言い放ったという蜷川氏だったが、その後「1言えば100返ってくる」と森田の演技を絶賛していた。

 その後も森田は、11年に宮本亜門氏演出の『金閣寺』、13年には蜷川氏演出の『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』、16年には蜷川氏の追悼公演となった『ビニールの城』と、コンスタントに舞台出演している。

 日本を代表する舞台演出家たちに、役者としての才能を認められた森田剛。今後も舞台でさらなる活躍を見せてくれそうだ。

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