ヤムチャがバイト!? ツッコミを誘う『ドラゴンボール』の“変”な回の画像
ヤムチャがバイト!? ツッコミを誘う『ドラゴンボール』の“変”な回の画像

 現在放送中のアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)。このアニメでは、原作の漫画には存在しない「オリジナルストーリー」が展開されている。基本的には原作者の鳥山明氏の手を離れていることもあり、アニメ独自のシナリオに賛否が分かれることもしばしば。しかし、アニメならではの“オリジナル要素”にファンが騒然とするのは、20年以上前からの恒例行事だった。

 かつて放送されていた『ドラゴンボールZ』(フジテレビ系)では、漫画に存在しないオリジナルエピソードがときおり登場。その中には、原作漫画のファンをあぜんとさせるシーンが数多く描かれていた。

 その代表的なものが「孫悟空とピッコロが自動車教習所に通う」という話。悟空の妻、チチに促されて教習所に行く悟空とピッコロだったが、まずそのときの服装がおかしい。ピッコロがキャップにトレーナー、ジーパンというラフすぎるスタイルだったのだ。仮にも大魔王の生まれ変わりであるピッコロのカジュアルな姿に、当時衝撃を受けたファンは多かったはずだ。

 そして教習のシーンも当然ハチャメチャな展開に。「ハンドルを切れ」と指示された悟空はハンドルを手刀で切断。そのうえ悟空とピッコロは勝手にレースを始めて大事故を起こすという、とんでもない顛末だった。もちろんこのときに免許は取れなかったが、後日、悟空の運転でドライブに出かけるシーンが登場。どうやら悟空は、後からしっかりと免許を取りに行ったようだ。

 さらに、お金がなくて“野球選手のアルバイトをしていた”ヤムチャのエピソードも印象的だ。武道家としての実力は、悟空とかなり差がついてしまったヤムチャだが、一般人に混じれば異次元の身体能力を発揮。プロ野球の助っ人として3打席連続ホームランを放ったり、乱闘騒ぎが起こると軽々と制するなど輝きを見せた。

 ちなみに現在放送中の『ドラゴンボール超』でも、ヤムチャが悟空やベジータたちと野球をする話がある。野球には自信満々のヤムチャだったが、次元を超えたラフプレーによってボロボロに叩きのめされるという、実に“ヤムチャらしい”オチだった。

 その他にも「ブルマがギニュー隊長に体を乗っ取られてカエルになる」、「クリリンがマロンという彼女とつきあう」、「亀仙人が人造人間18号の胸で“パフパフ”する」など、インパクト十分のアニメオリジナルエピソードが存在する。

 純粋な漫画原作ファンには受け入れがたいかもしれないが、『ドラゴンボールZ』のメインストーリーの合間に盛り込まれるオリジナルエピソードを楽しみにしていた人も多いはず。アニメ制作スタッフの遊び心なのか、原作からは想像もつかないシーンがあったりするので、あらためてチェックしてみるのも面白い。そして現在放送中の『ドラゴンボール超』は、メインとなる物語自体がアニメオリジナル。「たこ焼きを焼くベジータ」「農作業をする悟空」など、このアニメでしか見られない衝撃のシーンがめじろ押しだ。

本日の新着記事を読む