ジャニーズのグループは、これまでに“世界初”“日本人初”など、いろいろな記録を作っている。事務所の社長であるジャニー喜多川氏自身も「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのＮｏ.１シングルをプロデュースした人物」「チャート１位を獲得した歌手を最も多くプロデュースした人物」として、３つもギネス世界認定記録を持っているほどだ。最近では、ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓがシングル３８作連続初登場１位（オリコン調べ）という記録を更新中である。
他とは違う記録をいろいろと打ち立て続けているジャニーズ。ギネスほど大きな記録ではないが、今年タッキー＆翼の滝沢秀明が、新境地を開いたことが話題になった。それが白髪染めのＣＭキャラクターに起用されたことだ。キラキラとしたアイドルと、老いの象徴でもある“白髪”とは、イメージ的にかけ離れたもの。いわばアイドルにとっては“禁断の領域”だ。そこに、現役“ジャニーズの貴公子”滝沢が起用されたというのは、驚くべきことだろう。
かつてアイドルといえば、若さの象徴ともいえる存在だった。しかし、現在ジャニーズの中心にいるのは、アラサー、アラフォー、さらにはアラフィフとなったタレントたちだ。ジャニーズは、これまでの常識を打ち破り、アイドルの年齢の上限すらも引き上げてしまった。
それならば、アイドルの“白髪枠”があってもおかしくはない。実際に、滝沢のＣＭが実現する以前から、自らの白髪について告白していたジャニーズタレントがいた。
それが中居正広だ。先日４５歳になったばかりだが、４３歳のときにテレビで「こう見えて、白髪すごいんです。いつ（素の髪を）出そうか、すごく迷ってます」と明かしている。中居は「３分の１ぐらいが白髪になったら、もう出しちゃおうか。でも、ＳＭＡＰだし。ジャニーズで今、白髪の人いないんだったら、俺が一発目いきたいなと思うんだけれども」と語っており、まだＳＭＡＰの一員だった当時、グループのイメージを考えて髪を染めているという話をしていた。
さらに、今年３５歳になった関ジャニ∞村上信五もジャニーズの“白髪枠”を狙っていた一人だ。今年、村上の誕生日当日に放送されたラジオ『関ジャニ∞村上信五・ジャニーズＷＥＳＴ桐山照史・中間淳太のレコメン！』（文化放送）で、自身の白髪増加に言及。村上の家系は、父方も母方も「めっちゃ白髪の家系」だそうで、「今でもそやねん、もう（白髪が）きてんねん」とコメント。続けて「白髪枠、空いてるもんな。ジャニーズのな。今、俺がイス作ったからな、白髪はな」と、将来的に白髪染めのＣＭに出るという野望を語っていた。しかし結果的には、その後すぐに滝沢のＣＭ出演が決定し、残念ながら村上の野望はついえてしまった。
次々とアイドルのイメージを更新していくジャニーズ。次はどんなことで世間を驚かせるのか楽しみだ。
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