【北欧発】バルト海に墜落したUFO!? 自然では考えられないUSOの正体

 2011年、北欧のスウェーデンとフィンランドの間に横たわるバルト海でのこと。難破船に眠る金銀財宝を目的に海底を探査していたスウェーデンのチームが、円形の未確認物体を発見したという驚きのニュースが発表された。発見された物体は奇妙な形状をしていたため、バルト海に墜落したUFOの残骸ではないか!? という指摘が寄せられるなど、現在でも多くの説が飛び交い、世界中で話題となっている。

バルト海のUFO事件とは?

 それでは世界中でBaltic Sea anomalyと呼ばれ、バルト海のUFO事件ともされる未確認物体発見のニュースについて詳細を追ってみよう。

2011年にバルト海で謎の“異物”を発見

 2011年6月、スウェーデン人らで構成された宝探しを生業とするトレジャーハンターチーム・Ocean Xが、バルト海で謎の”異物”を発見した。

 Ocean Xが水深80メートルの海底をサイドスキャンソナー(音波探知)で調査していたところ、ディスプレイに「奇妙な物体」が表示された。しかも、表示されると同時に、それまで使用できていた衛星電話が通じなくなった。ソナーによって撮影された画像を確認するかぎり、自然にできた物体や地形には見えないため、当初は機械の故障とされた。

発見時には半分が地中に埋まっていたという”異物”の特徴としては、直径61メートル、高さ8メートルの巨大な円盤状の物体で、表面に直線的な模様が描かれているという点が挙げられる。

USO(未確認潜水物体)の1つ

 20年近いキャリアを持つOcean Xのベテランリーダーは、発見当初「UFO(=未確認飛行物体)を見つけたと思った」と語ったが、上空を飛んでいたわけではなく、水中で発見されたため、円盤型の物体はUSO(Unidentified Submerged Object)の1つとされた。

 USOとは、海底に沈没している未確認潜水物体のことで、バルト海の”異物”以外の例としては「謎の神殿」や「機械物」などあるが、いずれにしても正体不明である。

異物の正体とは?

 この異物、この物体はいったい何なのか? その正体については、さまざまな立場の人が発言をしている。

いまだに正体は解明されていない

 たとえば、Ocean Xのメンバーは発見後にサイドスキャンソナーから得た物体のデータを科学者に送付して分析を依頼している。しかし、いまだに手がかりすら掴めていないという。第一線で活躍する一流の科学者や専門家をもっても、残念ながら正体は解明されていないのだ。

調査の裏で起こった不可思議な現象

 Ocean Xは2012年に追加の調査を行っている。その過程で物体のサンプルを採取しようと同じ場所に潜水したときに、不可思議な現象が起こった。ダイバーが海中で異物まで200m以内に接近すると、携帯していたすべての電子機器に障害が発生し、使えなくなってしまったのだ。

 しかし、再び200mほど離れると電子機器の異常は回復した。物体から何らかの妨害電波や妨害物質でも出ていたのだろうか? 謎は深まるばかりだ。

バルト海の異物はUFO?

 バルト海の海底に実際に存在することだけは明らかになったこの異物、それで結局はいったい何なのだろう。

考えられる正体とは?

 これまでの調査で分かったことをまとめてみよう。異物の特徴としては、「箱型」の構造をしており、地質構造でもないため、自然現象としては考えられない。そして、酸化鉄と針鉄鉱を含む金属で形成されているのだが、自然では生み出されない金属であるため、人工物の可能性が疑われる。

 正体を解明できなかった科学者たちの間では、現在とは違う土壌生成環境の中で生成された古土壌ではないかと推測されたりもしている。また、一部の愛好家や研究家からは根強い「UFO説」や「ロシアの沈没船説」、はたまた「地球の中心に通じる入口説」、「ナチスドイツが使用した兵器説」など非常に雑多で様々な意見が噴出している。

最後に

 自然では考えられないUSOの謎は、いまだに誰一人として明らかにできないでいる。当然のことながら、UFOである可能性も否定されていない。

 最近になって2012年の調査で撮影された映像の一部が公開された。しかし、非常に不鮮明な映像であり、Ocean Xのチームリーダーも「新しく報告するような発見は何もなかった」と述べている。

 海底に沈んでいるUSOであるため、UFOのように新たな目撃情報が寄せられるということはあり得ない。しかし、今後の調査や分析で完全にとはいかないまでも、その正体が解明されることに期待したい。

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