蛭子能収「人生相談は苦手なんだよね。連載も適当(笑)」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

 先週に続いて、漫画家の蛭子能収さんとの“ボートレース対談”後編です。初めてのボートレースで、なんと、いきなり30倍の舟券を当ててしまった私(笑)。これも蛭子さんのご指導のおかげです。そこで、今回は、ギャンブルの先生でもある蛭子さんに、人生相談をしたいと思います!

ゆま「蛭子さん、予想中にすみません。ちょっと、お話をしてもいいですか?」

蛭子「あ、どうぞ、どうぞ」

ゆま「蛭子さんはもともと、漫画家として、東京に来られたんですか?」

蛭子「最初は高校を卒業して5年間、長崎で看板屋さんをしていたんですね。それから東京に出てきて……あれ? 東京に出てきて、俺は何やっていたかなあ」

ゆま「あれれ!?(笑)」

蛭子「あ、そうだ。もともとは東京に来るつもりもなくて、その当時、大阪の万博が見たくて看板屋に休みをもらったんだよね。それが、大阪に寄らず、東京に来てしまったんだよね」

ゆま「えええ!?」

蛭子「で、東京に来てから、看板屋のオヤジに“ごめんなさい。東京で頑張りたいので辞めさせてください”と手紙を送ったんだよね」

ゆま「すごい! でも、なぜ、東京に!?」

蛭子「何かをしたいわけでもなかったんだけど、日本の首都である東京を見てみたいって思ったんだよね」

ゆま「へえ~! 蛭子さんにも、そういう野望があったんですね」

蛭子「まあ、東京駅に着くなりスポーツ新聞を買って、ボートレース場はいくつあるのか調べたんだよね。そしたら、4つもある! やっぱり、すごいなあ、と」

ゆま「着いてまずやったことが、それですか(笑)! でも、住むところも何もなかったんですよね?」

蛭子「そう。ただ、同じ看板屋で働いていた友達が先に上京していて、板橋区の成増のアパートに住んでいたんです。その彼を訪ねて行ったんだけど、いない。夜まで待っても帰ってこないから、池袋まで行って、映画館で寝たんです」

ゆま「なんか、いいですね~。青春な感じです!」

蛭子「ところが、あれは、学生運動の人たちなのかな。僕の入った映画館はちょうど高倉健さんが出ていたんです。で、健さんが殴り込みに行くシーンなんかで、観客の若者たちが大声で“異議なし!”と叫ぶから、全然、寝られなかった。あれ? 何の話をしていたんだっけ?」

ゆま「何でしたっけ(笑)。蛭子さんの話が面白すぎて、忘れちゃいましたよ」

蛭子「そう?」

ゆま「もう一つ、お願いがあるんですが、蛭子さんといえば蛭子流の“人生相談”が人気。私も、ちょっと相談したいんですけど……」

蛭子「え~、相談は苦手なんだよね。あれ(女性誌での連載)も適当にやっているんです(笑)。まあ、それでもよければ……」

ゆま「はい(笑)! 私、とにかくやりたいことがたくさんあるんです。音楽に舞台、タレント活動……そういうとき、何を優先すればいいと思いますか?」

蛭子「お金の高い順番でいいんじゃない?」

ゆま「な、なるほど(笑)。お金は大事ですもんね。あと、もう一つ。私、ずっと結婚願望があったんですけど、彼氏もできなくて……最近、ちょっと結婚を諦めかけているんです」

蛭子「まだ若いのに」

ゆま「出会いがないんです」

蛭子「こんなに男に囲まれているのに~。編集者もみんな、男ばかりじゃない」

ゆま「全然、ビビッとこないんです(笑)」

蛭子「でも、知り合いの中に、誰か好きな人はいるでしょ?」

ゆま「そういう人がいても、結婚していたり……」

蛭子「結婚していても、奪えばいいじゃない。かわいいから、奪えるでしょ」

ゆま「いやいやいや(笑)、不倫はちょっと……」

蛭子「(レースの動向を凝視しながら)まあ、そういうことがあっても、しょうがないんじゃない?」

ゆま「はい。蛭子さん、レースに夢中ですね……」

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