蛭子「え、うん。ほら、俺に相談しても、役に立たないでしょ(笑)」

ゆま「じゃあ、あと一つ! 仕事の悩みなんですが、私は『恵比寿マスカッツ』というグループに所属していたんで、周りにも仲間が多かったんです。でも今は辞めたので、一人。一人になったとたん、プレッシャーというか、仕事をしていても“これで大丈夫なのか?”という不安がすごくあるんです」

蛭子「なるほど……ゆまさんは、事務所には入っているの?」

ゆま「ええ」

蛭子「じゃあ、事務所の言う通りにしておけばいいよ」

――一同爆笑。

蛭子「俺もそうだけど、マネージャーが言うことは、だいたい正しいからね」

ゆま「……確かに(笑)」

蛭子「え、ああー!」

ゆま「どうされました?」

蛭子「ちょっと待って。えっと配当は……」

ゆま「当たりました?」

蛭子「うん……8万円ほど取ったね」

ゆま「すごい! 蛭子さん、さっきから静かだなぁと思ったら(笑)、やりましたね」

蛭子「いやあ、よかった~。これで今日はプラスになったよ。ゆまさんは、勝利の女神だね。ありがとう!」

ゆま「いえいえ! 私こそ、人生相談に乗っていただいて、ありがとうございます」

蛭子「また、人生相談してよ。君が相談しているとき、運が向いてくるからさ」

ゆま「ウフフ。今日は本当に楽しかったです!」

蛭子能収 えびす・よしかず
漫画家・俳優。1947年10月21日生まれ。長崎県出身。86年、劇団東京乾電池公演「台所の灯」より参加。80年代から、『スーパージョッキー』他、テレビ番組にも多数出演し、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京)では、太川陽介とともに日本中を巡り、大きな話題に。『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)ほか、書籍も多数。

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