メイウェザーvsマクレガー「世紀の異種格闘技戦」著名人が勝敗予想!の画像
メイウェザーvsマクレガー「世紀の異種格闘技戦」著名人が勝敗予想!の画像

 いよいよ “世界一強い男”を決めるドリームマッチが目前に迫っている。試合が終わった直後に、リングの上で笑っているのは――!?

 木村政彦vs力道山、アントニオ猪木vsモハメド・アリ。これまで数々の名勝負を生み出してきた「異種格闘技戦」だが、また新たな伝説が誕生する。プロでの戦績は49戦49勝、史上初めて無敗のまま5階級を制覇した最強のボクサー、フロイド・メイウェザー・ジュニア(40)と、UFC2階級を同時制覇したコナー・マクレガー(29)のマッチメイクが実現したのだ。

 試合が行われるのは、8月26日(日本時間は8月27日)。それぞれのファイターが1億ドル(約100億円)のファイトマネーを手にするという全世界大注目の「世紀の異種格闘技戦」を、各界の著名人はどう見ているのか。

 芸能界きってのUFC通で、本誌連載でもおなじみの浅草キッド・玉袋筋太郎氏は、「UFCは1993年から20年以上をかけて階段を昇り、ビッグスポーツと肩を並べた。ボクシングもメイウェザー対パッキャオのビッグマッチが終わって、大きいのが欲しかった。やるべくして起こった究極の異種格闘技戦だよね。500万を超えるPV数を稼ぐ、物凄いマッチメイクだから」と、今から待ちきれない様子。

 日本人初のボクシング3階級制覇王者として君臨した亀田興毅氏も、今回のカードをこう見ている。「自分も最近、“亀田興毅に勝ったら1000万円”という企画で素人の方とやりました。こうした企画は、普通のボクシングではありえないものなんですけど、日本で大成功を収めた。自分の場合は、スパーリングの延長ぐらいの感じでしたが、今回はそれのさらに上を行く、地球上で一番ケンカの強いマクレガーとボクシングのチャンピオンの対決。当然、誰が見て考えても、面白いカードだと思います」

 今回の対戦は、12ラウンドの純粋なボクシングルールで行われる。そのため、圧倒的にメイウェザーが有利と言われているが、ここにきて風向きが変わっている。

「当初10オンスのグローブを着用する契約でしたが、マクレガーは普段、UFCで4オンスのオープン・フィンガー・グローブで試合をしています。そこで、マクレガーは小さいグローブの着用を要求していました。それに対し、メイウェザーが“マクレガーがリングでより安心して戦えるように、俺が妥協してやるぜ”と8オンスグローブで戦うことを了承したんです。マクレガーにチャンスが出てきたといってもいいでしょう」(格闘技雑誌編集者)

 今年で40歳になり2年ぶりの復帰戦となるメイウェザーに対し、マクレガーは29歳と脂が乗りきっている。マクレガーとすれば、そのあたりに勝機を見出したいところだろう。

 メイウェザーが無敗記録を更新するか。はたまたマクレガーが一矢報いるのか。もう間もなく、戦いのゴングが鳴り響く――。

■ボクシング5階級制覇メイウェザーvsUFC2階級王者マクレガー「勝つのはどっちだ!?」著名人が勝敗予想

【ボクシング3階級王者・亀田興毅氏】
「普通にボクシングをやってもマクレガーは勝てない。メイウェザーが中盤でノックアウト勝ちでしょう。中盤以降メイウェザーがちょこちょこパンチ当ててボディとか入れて終わるか。8、9ラウンドあたりでマクレガーが諦めるか。ここは圧倒的なメイウェザーの勝ちでしょう。ただ自分もやってみて分かったんですけど、ボクシングの素人とやるのってすごく難しい。パンチの軌道が分からないんですよ。だから前半の1、2ラウンドは、メイウェザーも戸惑うところがあると思う。一番の見どころはそこじゃないですか。マクレガーがグチャグチャと出てきたら、メイウェザーが変なパンチもらって終わる可能性もゼロではない」

【元WBA世界スーパーフライ級王者・飯田覚士氏】
「マクレガーのボクシングのスパー動画を見たんですが、勝つのは無理でしょう。でも、ショーアップした試合になると思っているので、6ラウンド以上やるんじゃないかな。8ラウンドくらいになったら、マクレガーが何もできなくなって、最後はメイウェザーが仕留めるでしょう。逆にマクレガーはどれだけ接近戦に持ち込めるか。序盤に入れるのか。その練習をしているのか。もしメイウェザーに“調整試合”という意識があって仕上げてなかったら、マクレガーが付け入る隙はあると思う。でも、ほんのちょっとです(笑)」

  1. 1
  2. 2