『コード・ブルー』、臓器提供テーマに大反響 「本当に尊い」の画像
『コード・ブルー』、臓器提供テーマに大反響 「本当に尊い」の画像

 8月21日、月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第6話が放送。脳死患者の臓器摘出シーンのリアルな描写が、反響を呼んでいる。

 第6話では、脳死判定を受けた高校生、山口匠の臓器摘出のため、各所から摘出チームが集結。摘出する臓器ごとに割り振られたスタッフが続々とオペ室に入室し、壁には分刻みで記されたオペスケジュールが掲示された。そして摘出手術の前に、患者を中心に全員が黙祷を捧げる。

 摘出手術が始まると、心臓から順番に臓器が取り出され、次々とオペ室から運び出されていく。ドクターの緋山美帆子(戸田恵梨香/29)は、臓器の行き先が記された紙をフェローの名取颯馬(有岡大貴/26)と見ながら、「たった1枚、たった6行」とその内容を読み上げていく。そして「(脳死判定を受けた)匠君の体は日本中に運ばれていく。この6行は巧君が17年間生きた証」と語る。

 その後も、美帆子と名取が遺体を洗髪するシーンが描かれるなど、今回は臓器摘出の現場が詳細に表現された。そのリアルさに、衝撃を受けた視聴者は多かったようだ。ネットには「分刻みで摘出していくことを初めて知った」「黙祷を捧げてから摘出していくんだね」といった医療現場への感想から、「親目線で見るとほんと泣けてくる」「こんなリアルなシーン、初めて見た」「脳死判定から摘出、エンゼルケアまでしっかりと描く。深いドラマだな」「すごく難しいテーマを描ききった姿勢を称賛したい」といったドラマ内容への賛辞まで、さまざまな感想が上がっていた。

「若年者の臓器提供という重いテーマを描いた今回も、平均視聴率は13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い数字を維持しています。このような医療現場のリアルな描写が、『コード・ブルー』の持ち味だと再認識しましたね」(テレビ誌ライター)

 放送終了後には、「自分の体を大事にしようと思った」「臓器移植って本当に尊いことなんだね」といった意見も上がっていた。視聴者にとって、命を考えさせられる貴重なドラマであるのは間違いない。

本日の新着記事を読む