先週のG3キーンランドCは須田の本命馬◎ソルヴェイグが2着(3連単11万4130円)。今週は、名物G3の新潟記念(芝2000m)が行われる。須田鷹雄の狙い目は――!?

 新潟記念の過去10年を振り返ると、好走馬の前走レースは小倉記念、七夕賞、函館記念といったサマー2000シリーズ対象レース。函館からの転戦などはしんどいようにも思えるが、この3レースを相互に比較しても成績差はあまりない。

 前走G3組についてはひとつ重要なポイントがある。前走に比べて斤量減となる馬はほとんど来ないということだ。斤量減となる前走G3組は過去10年[1・0・0・25]。逆に斤量増となることはリスクにならない。私がよく言う「ハンデ戦は敢えて重いほうや斤量増を買え」が適用できるレースで、過去に重賞好走歴があることや、近走内容の良い馬を優先したほうがよい。

 今年の新潟記念には七夕賞2着のマイネルフロスト、函館記念1着のルミナスウォリアー、小倉記念1着のタツゴウゲキといったところが出てくる。この中では◎マイネルフロストのしぶとさを買いたい。いわゆるキレるタイプではないのだが、好位置をとって終盤がしぶといし、ここ3走続けての重賞3着以内は評価せざるをえない。新潟大賞典などはラップ的には不得意な競馬だったと思うのだが、それでも踏ん張った。

 しかも地味なキャラクターで人気になりづらく、買う側としてはありがたい面がある。成績が示すように1着固定にはできない馬だが、3連複の軸としては頼れる馬だ。不安材料があるとすれば時計への対応力。新潟の好走歴はあるものの、1分57秒台になると対応力は未知数だ。逆に、ひと雨きて稍重にでもなればさらに有力。最終的な評価は天気予報を見て決めたい。

 パンパンの良馬場になりそうな場合は○タツゴウゲキが浮上してくる。前走勝ちが1分57秒台、垂水Sのタイレコードでも0.3秒差3着。時計への対応力は◎よりもかなり勝る。

 逆に△ルミナスウォリアーは前走の馬場が向き過ぎた感があるので評価を下げた。▲にはロッカフラベイビー。新潟記念は前走準オープン勝ちの馬が過去10年[1・3・0・12]でけっこう走れている。牝馬限定重賞には出ている馬なので◎や○にはできないが、持ち前の決め脚は評価できる。

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