ネット上で公開されたキックボクシング動画も話題の紗綾さん。44枚目となる最新DVDでの撮影秘話から、公開間近の舞台の話、好きなタイプの男までガツンと聞いた!
――待望の新作イメージDVD『LOVE U~揺れる距離感~』が9月22日に、ついに発売されますね。
紗綾 はい。えっと……これで44枚目のDVDになります(笑)。
――すごいですね。それだけの枚数を出していても、ネタ切れしないんですか?
紗綾 アハハ、そうなんですよ(笑)。これまでと違いを出すには、どうしようかなって考えて、前作『今、愛してくれますか?』(イーネット・フロンティア)からデビュー以来初のショートヘアにしてみたんです。
――なるほど。似合ってますね。では、最新作の見どころを教えてください。
紗綾 前回が“動き”が少なめだったので、その反動じゃないですけど、今回は動きが多めで、メッチャ動きました。
――どんな動きですか?
紗綾 走ったり、跳ねたり……それをタンクトップ1枚の衣装でやっているんです。
――おお~。“揺れ具合”をとことん堪能できるということですね。
紗綾 そういう意図になっちゃいますね(笑)。
――発売が待ちきれませんね。撮影はどちらで?
紗綾 前回に引き続き、タイのパタヤです。タイは大好きですね。特に、タイ料理のトムヤムクンが。
――へえ~。
紗綾 パタヤの海沿いにあるレストランで、トムヤムクンがおいしいところがあるんです。海外ロケはテンションが上がるんですが、最近、減りましたね。
――このご時世ですからね~。小学5年生からグラビアモデルとして活動している紗綾さんは、いろんな国で撮影したでしょ?
紗綾 はい。もう数えきれないぐらい。
――その中で一番のお気に入りは、どこですか?
紗綾 中学2年生のときに『Road-紗綾写真集』(小学館)の撮影で行った、オーストラリアのケアンズかな。すごい大自然の中で撮ったんです。
――中学2年生のときにケアンズで仕事なんて、すごい人生を歩んでいますね。
紗綾 今23歳ですけど、グラビア歴も12年になりましたから、“グラビア評論家”になろうかなと思っていて(笑)。
――おっ。他の方のグラビアについて、いろいろと言いたいことがある?
紗綾 思うことは多々ありますね。そのグラビアのテーマやコンセプトを見て勉強になることもあれば、“私なら、ここはこうする”と考えちゃうことも(笑)。
――お~。紗綾さんの考える理想のグラビアって、どんなものですか?
紗綾 グラビアは一種のお芝居と考えてます。よくある王道の水着姿のニコパチ(笑顔の写真)もいいと思うんですけど、もっとストーリー性を持たせようよって言いたいですね。
――たとえば、彼と旅行している設定であったり、幼なじみの気になる男子とのひと時であったりとか?
紗綾 そうですね。何かテーマがないと、表情が作れないと思うんです。DVDの撮影でも、“プルンプルン揺れているのを見せればOKでしょ”みたいな型にハマった撮影は、あまり好きではないんです。
――厳しい意見ですが、グラビアに対する愛をひしひしと感じました。仕事は最近、お芝居のほうも精力的に活動されていますね。
紗綾 はい。今年の4月には舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌(レクイエム)』に出演させていただきました。
――どうでした?
紗綾 私、そのときの舞台で生まれて初めて、セリフが飛んでしまったんです。
――え? 大丈夫でした?
紗綾 長いセリフのシーンだったんですけど、間の言葉がスポーンと抜けちゃったんです。焦りましたね。ただ、最初と最後のセリフだけはなんとか言えたので、乗り切れました。
――じゃあ、会話自体は成立していたんですね。
紗綾 はい。お客さんも、まさか私がセリフを忘れている、とは気づかなかったはず。共演の方が、うまくフォローしてくださったので、助かりました。でも……。
――でも?
紗綾 いまだにそのときのことを“夢”に見るんです。セリフが飛んでしまって、おろおろしている自分を夢で繰り返して見ちゃう。
――そんな悪夢をふり払うかのように、9月1日から公演される舞台『百年の虎独二〇一七』では、主演を務められます。
紗綾 ユニークで誰も真似できないような芝居の世界観を持つ唐橋充(ミシェル・カーラー)さんからの出演オファーだったので、うれしくてたまりません。
――この舞台は深い穴に落ちてしまったある少女が、そこから這い上がる姿を描いたファンタジー作品ですが、脚本は読みましたか?
紗綾 はい。笑いました。読めば読むほど面白さが倍増していく感じです。
――読み込んでますね。
紗綾 セリフはバッチリ覚えました(笑)。
――稽古がまだ始まっていないとのことで(取材日時点)、答えづらいかと思いますが、見どころは?
紗綾 シリアスなシーンでも、面白いセリフや演出がちょいちょい出てくるところでしょうか。いただいた役を純粋に精いっぱい演じようと思っています。読者の皆さんにも、ぜひ見に来ていただきたいですね。
――そうですね。また他にも、今年の2月からキックボクシング団体のサポーターも務めていますよね。
紗綾 もともと、ボクシングジムに毎日のように通っていて。格闘技好きの流れでお話をいただきました。
――今もボクシングをやっているんですか?