古坂大魔王「もうお笑いできない」ピコ太郎“誕生前夜”の苦悩告白の画像
古坂大魔王「もうお笑いできない」ピコ太郎“誕生前夜”の苦悩告白の画像

 9月1日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)にピコ太郎のプロデューサーで、お笑い芸人の古坂大魔王(44)が出演し、ピコ太郎誕生の“前夜”について語った。

 古坂は90年代にお笑いトリオ「底ぬけAIR-LINE」を結成。『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)などで大活躍するも解散。この日の番組で古坂は、その後始めた音楽活動について、「ボキャブラ天国で貯めたお金は全部パソコンにガーンと、700万円ぐらい使って」と機材に大金をつぎ込んだと打ち明けた。

 その後、独学で音楽を学んだ古坂。アイドルの楽曲制作などを行い、音楽活動も軌道に乗ったというが、音楽一色の生活になり、お笑いにかける時間は徐々になくなっていったのだとか。インタビュアーからの「芸人を辞めようと思ったことは?」という質問に対し古坂は、「お笑いを本気で辞めようと思ったことは一度もなかったんです」と前置きしつつ、「お笑いをやれなくなっちゃうだろうなって思って、悲しい思いをした時期はあった」と告白。

 ある日、古坂がデビューした渋谷のライブハウス「ラママ」のオーディションに「正直言うと、リハビリ程度に」と参加した古坂。若手芸人たちが芸を披露する中、自分の番になったときに、緊張で膝が震えて椅子から立ち上がれなかったのだとか。「漫談をしている最中も手がずっと震えて、で、ネタを飛ばしちゃって」とそのときの様子を説明した古坂は、「それの帰りですね。“あれ!? 俺、もうお笑いできない”って」と絶望を感じたと明かした。

 しかしそこで、くりぃむしちゅーら同世代の芸人仲間のテレビでの活躍を見て「その人たちがいなかったら、もうここには入れない。一緒にいた仲間が普通に活躍してたから。“ってことは行けるな”って」と奮起。「だったらあそこに行くためには何が必要か。“知名度だな。そして何か1個フックだな”と。で、ピコ太郎を探したわけですよ」と起死回生の大ホームランにつながったピコ太郎誕生の秘話を語った。

「『ボキャ天』終了後、爆笑問題やネプチューンなど大ブレイクした芸人と、古坂ら“消えた芸人”と、その運命は大きく分かれました。しかし古坂は、40代中盤で世界各国に招かれるほどの大スターとして再ブレイクしました。現在再起を狙っている芸人たちの希望の星といえます」(お笑いライター)――古坂大魔王とピコ太郎の次の一手に要注目だ。

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