木村拓哉の「プロ意識」と草なぎ剛の「心遣い」に、波岡一喜が感動!の画像
木村拓哉の「プロ意識」と草なぎ剛の「心遣い」に、波岡一喜が感動!の画像

 波岡一喜は、木村拓哉や岡田准一などジャニーズタレントとの共演の機会が多い俳優だ。波岡は、2005年公開の『パッチギ!』で映画デビューし、今ではドラマや映画、舞台などで活躍する名バイプレイヤーとして知られている。

 07年に映画『HERO』、10年には映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』で、木村と共演。V6岡田の主演映画『SP THE MOTION PICTURE』や『図書館戦争』にも出演している。他にも東山紀之、TOKIO松岡昌宏、KAT-TUN亀梨和也、NEWS加藤シゲアキ、Hey!Say!JUMP山田涼介とも共演経験があり、さらに9月8日でジャニーズ事務所を退所した元SMAPの草なぎ剛とも、09年の映画『BALLAD 名もなき恋のうた』で共演した。

 波岡がドラマデビューを果たしたのも、04年に放送された木村の主演ドラマ『プライド』(フジテレビ系)だった。当時、撮影現場でいっさい台本を開かない木村に対し、波岡は「尊敬しかない」という目で見ていたという。

 そして映画『HERO』で再共演。撮影では、法廷シーンに2週間をかける予定になっていたが、まず、その2週間分の撮影シーンのリハーサルを通しでやることになった。台本にすると20~30ページ分で、およそ20分間にわたる長さ。しかし木村はここでも台本をまったく見ず、かつ一度も間違えずにこなしたという。もちろんリハーサルで誰かが間違えても特に問題はないが、木村の演技はすでに「完璧」だったらしい。

 波岡が泣くシーンでは、「感情どうこうではなく」木村のあまりのすごさに感動して、自然に涙がボロボロと流れたという。波岡だけではなく、木村の作り出す空気に、他の共演者の間にも自然と緊張感がみなぎり、監督まで圧倒されていたようだ。

 波岡は、草なぎの優しさにも感動したという。『BALLAD』の打ち上げの席で、「波岡さん、これ、もしよかったら……」と、草なぎから袋を手渡された。開けてみると、中にはデニムのパンツが。「えっ、なんですか!? これ」と驚くと、「波岡さん、いつもいい感じのダメージのデニムはいてたんで、きっとデニムが好きなんだろうなぁと思って」と、プレゼントしてくれたのだという。そんなプレゼントを共演者からもらったのは初めてだったという波岡は、思わず「好きっ!」と思ったのだとか。しかも、草なぎは波岡だけにではなく、キャストそれぞれに自分が選んだプレゼントを渡しており、波岡は、その心遣いに感動したそうだ。

 波岡一喜が慕う、木村拓哉と草なぎ剛。木村はジャニーズにとどまり、草なぎはジャニーズを去った。だが、今後もそれぞれの現場で、ファンだけでなく共演者をも魅了する二人であり続けることだろう。

本日の新着記事を読む