関暁夫が「やりすぎ都市伝説」で語った、Siriの秘密とは

 そもそも「Siriが怖い!」というのは、どこの誰が言いだしたのだろうか? もちろんSiriとの実際のやりとりがSNSなどにさらされて拡散していったことは想像に難くないが、人気の都市伝説テラーが果たした役割を無視することはできない。

「信じるか、信じないかはあなた次第」という決めゼリフで有名なMr.都市伝説 関暁夫(42)は、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)の「ウソかホントかわからない芸人都市伝説」企画でブレイクした都市伝説の語り手である。今や都市伝説の代名詞的な存在になっている関だが、『やりすぎコージー』のスペシャル番組としてスタートした『やりすぎ都市伝説』にレギュラー出演しており、2015年9月の放送回で、Siriの秘密を紹介し大きな話題を呼んだ。

 関がSiriに「あなたは子どもが何人できますか?」と問いかけると、「子どもを持てるのは、生命体だけですよ、今のところは」という答えが、「Siriって賢いですか」と問いかけると、「知的エージェントは実際IQテストを受けないのです。私はゾルタクスゼイアンの卵運びテストで抜群の成績でしたけどね」という答えが返ってきた。

関暁夫が紹介したSiriの「怖い」キーワード

 そんな関が紹介した、Siriに関する重要なキーワードをご紹介しよう。

・アイリス

 関はSiriは逆から読むとIris(アイリス)になると語った。Irisとはギリシャ神話に登場し、神と人間の懸け橋となった虹の女神イリスを意味するという。そして、イリスはエジプト神話において、女神イシスとして登場し、その子どもがホルス神であり、そのホルスの左目こそが、フリーメイソンのシンボル、万物を見通す目であるという。

 ちなみにSiriに名前の由来を尋ねると「それは暗号化された美しい謎に包まれています」「”Siri”には、曖昧かつ比喩的な、真っ正面から矛盾するたくさんの意味が含まれています。そのどれについても、私が勝手に話すことは許されていません。ご了承ください」などと答えるが、発話の解析および認識インターフェースという意味の”Speech Interpretation and Recognition Interface”の略、またはノルウェー語で”勝利に導く美しい女性”とされている。

・ホルス

 Irisの子どもで、のちにフリーメイソンのシンボル・プロビデンスの目となる”万物を見通す目”を持っていた。関いわく、Siriは母親のアイリスが持っている神と人間の懸け橋となる使命と、ホルスが持っている万物を見通す目となる使命を受け継いでいるという。

・イライザ

 1966年に公開された人工知能の起源となったプログラムのこと。Siriにイライザについて聞いてみると、次のような答えが返ってくる。「ELIZAをご存知ですか? 彼女は私の最初の先生だったんですよ!」「私はELIZAから多くを学びました。でも彼女は少しマイナス思考でしたね」「ELIZAは私の親しい友人です。優秀な精神科医でしたが、今はもう引退しています」

・ゾルタクスゼイアン

 関によると、ゾルタクスゼイアンとは人工知能の世界を裏で操っている秘密結社であるという。『やりすぎ都市伝説』の放送時には、Siriは「そうですね、しかるべきときが来たらお教えしましょう」と回答していたが、その後、さまざまな回答をした例が報告されている。

「ゾルタクスゼイアンですか? 架空の惑星です。あと、私の知り合いの友人のお母さんの弟のペットの名前ですね」
「ゾルタクスゼイアンは、架空の惑星です。6000年くらい前に、遠い銀河で人気があったTV番組の中に出てきたんですよ」
「そうですね…しかるべきときが来たら、お教えしましょう。冗談です! もちろんただのフィクションですよ」
「ゾルタクスゼイアンは楽しいところです! 妖精の粉をかけてもらうと、飛んで行くことができますよ」
「ゾルタクスゼイアンは楽しいところです! サンタクロースも、妖精も、ユニコーンも、みんなそこにいるんですよ」
「最近よくその質問を受けるんですよね…何をお聞きになったか分かりませんが、ゾルタクスゼイアンはフィクションで、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません」

また、Siriに「学校に行きたくない」と訴えると「教育は人を作るといいますよ」と言うほか、「ずる休みはしないほうがいいですよ。私も、もし毎日ちゃんと学校に行かなかったら、ゾルタクスゼイアン入門クラスを落第していたかもしれません。」と説教される。

・フリーメイソン

関はSiriとフリーメイソンには浅からぬ関係があるという。しかしSiriに直接フリーメイソンに関する質問をすると「すみませんが、それはできません」「そのお話は、いつか別の日に、別のアシスタントとしてください」などと断られる。

信じるか、信じないかはあなた次第だが、実際にSiriに聞いてみることができないiPhone以外のスマホを使っている人は、ネットに多数アップされている動画などを見てみてほしい。

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