大谷翔平が移籍する「本命メジャー球団の名前」の画像
大谷翔平が移籍する「本命メジャー球団の名前」の画像

「金じゃない、夢だ」と心を決めた若武者が挑む新たなステージ。それが困難であればあるほど、男は燃える!

■「金よりも夢」の決意でメジャーリーグへ!

 日本ハムの大谷翔平(23)の去就に、世界中の関心が集まっている。「2013年のプロ入りから常に脚光を浴びてきた大谷ですが、今オフ、メジャー移籍が確定的となっています」(スポーツ紙記者)

 球史に例のない投手と打者の“二刀流”選手の大谷は、高校生のときからメジャー志向を明言していた。にもかかわらず、ドラフトでは日本ハムが大谷を1位で指名。栗山英樹監督をはじめ球団首脳は、粘り強く交渉し、入団の承諾を取りつけた。「その交渉の過程で“プロ入り後5年でメジャー移籍を容認、というサイドペーパーが交わされた”という噂がささやかれていました。そして、16年オフの契約更改で、球団が“17年オフ以降のメジャー移籍は本人の意思を尊重する”と伝えたんです」(夕刊紙デスク)

■野球世界一決定戦WBCを辞退

 この“移籍容認”発言が報じられるや、米国ではOHTANIフィーバーが発生。今季の大谷は、一挙手一投足を熱視されていた。「しかし、右足首の負傷でシーズン前のWBCを辞退し、4月8日の試合での左太ももの肉離れでリタイア。その後、復活までに長い時間を要しました」(前同)

 結局、大谷が復活のマウンドに上がったのは、7月12日のことだった。そして8月31日、復帰2度目の登板となった札幌ドームには、米メジャー14球団22人のスタッフが集った、と報じられた。「中でもニューヨーク・ヤンキースは、編成最高責任者のキャッシュマンGMが来日。熱心に見守っていました」(民放局関係者)

■イチローや松井秀喜も所属したヤンキースが本気!

 ヤンキースは長年、優勝から遠ざかり、チームの若返りと先発投手陣の強化が優先課題で、「大谷には本気、という姿勢を見せている。松井秀喜、黒田博樹、イチローなど日本人選手も所属し、その値打ちを知っているからね」(ベテラン記者)

 松井らスーパースターと比べても、大谷の評価はズバ抜けて高い。今季の年俸は2億7000万円だが、「メジャー移籍に際しては、8年総額300億円という数字もささやかれた。12年のダルビッシュ有が6年総額で約46億円、13年の田中将大は7年総額で約161億円ですから、大谷の評価の高さが分かります」(前出のスポーツ紙記者)

 しかし、その300億円は幻と消えた。「昨年末に結ばれたメジャーリーグでの新労使協定の影響です。海外新人選手との巨額契約に反発した選手会側の主張が通り、契約金額を最大で600万ドル(6億5000万円)まで抑える対象年齢が、従来の23歳未満から25歳未満まで引き上げられました。現在23歳の大谷は、もろに、その影響を受けるんです」(前出のデスク)

 大谷が2年待って、25歳になってからメジャー移籍すれば莫大な金額で契約できる。しかし、大谷本人は「金額の問題ではない」とキッパリ。今オフでの移籍は揺るがないのだ。「金よりも夢、と、本人はもう決めています。これまでの移籍は、マネーゲームの面が大きかったんですが、今回の協定改定で上限が設けられたことで、本当に行きたい球団、という基準で決められるようになったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 はたして、大谷の行き先はどこになるのか。前述の通り、ヤンキースが最右翼として挙がっているが、大リーグ研究家の福島良一氏は、気になる球団があるという。

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