中国人ヒットマン「殺し屋X」が日本に潜伏中!?の画像
中国人ヒットマン「殺し屋X」が日本に潜伏中!?の画像

 金と血に飢えた不良外国人が“黄金の国”ジパングへ大挙来襲だ。現金主義がはびこるリアルな『ゴルゴ13』の世界。

■死刑判決を受けながらも脱走したプロのスナイパー

 ミサイル発射と核実験を繰り返す“暴走”北朝鮮に不安を覚える人は多いだろうが、巨大兵器よりも我々にずっと身近で、思わず背筋が凍りつく“狂気”そのものが、日本列島に迷い込んだという。「中国人で、その名も“殺し屋X”。中国で死刑判決を受けながらも脱走し、日本へ密入国して来たプロのスナイパー狙撃手です」(捜査関係者)

 死刑から逃れた「中国人ヒットマン」が日本に潜伏。こう聞くと、前代未聞の事態が発生したように思えるが、「外国人の殺し屋が密入国して来るなんて、頻繁にあること。さもありなん、って感じですよ」と言うのは、公安関係者。「先進国の中で、日本ほど密入国しやすく、かつ取締りの甘い国はありません。そのため、世界中から凶悪犯罪者が集まって来ています。中でも、中国からの密入国者が特に多く、すでに多数、日本の闇社会に潜伏しています」(前同)

 警察庁の最新データ(今年3月発表)で見ると、来日外国人の総検挙数でダントツのナンバーワンが約32%で中国人。単純に人数が多いこともあり、“同志”間のネットワークも構築しやすいという。「マフィアや脱獄者など、ワケありの中国人が日本に密入国して来た場合、“同胞”の中国人にかくまわれることが大半です。そして、かくまう側も、違法行為に手を染めているケースがしばしばです」(同)

■『餃子の王将社長射殺事件』は、中国人の女性ヒットマンが!?

 全国各地で、凶悪な犯罪シンジケートが幅を利かせているというのだ。そのうえで、である。「こうしてかくまわれている人たちは、“殺し”の依頼があれば、数万円、最悪、タダでも請け負って実行します。迷宮入りが懸念される2013年の『餃子の王将社長射殺事件』にしても、実行犯は中国人ヒットマンだという報道も噴出しています」(同)

 中国人の女性ヒットマンが、依頼を受けて社長を射殺――との一部報道もあったが、ワケありの殺し屋が、そう簡単に入国審査を通過できるのだろうか? しかも、X氏は“死刑囚”である。実際に、X氏に会ったという消息筋が絶対匿名を条件に、こう証言する。「X氏は中国で殺人などの容疑で逮捕され、死刑判決を受けたと言っていました。見たところ、年齢は40代前半。一見、普通の男ですが、やはり目つきがタダ者ではないと感じました」

 前出の捜査関係者が言う。「X氏は、大連のマフィア組織関連のヒットマンだったという話なので、非常に警戒しています」

■大連は北朝鮮の薬物を中国全土や日本に流す“中継基地”

 かつて中国・大連に入り、薬物に関する取材をしたという日本人ジャーナリストが、こう言う。「大連は、北朝鮮の薬物を、中国全土ないし日本に流す“中継基地”になっています。現地の某ホテル横には、地元マフィアと協力関係にある日本の“ダミー会社”も数多く入居していると聞きました。私も、現地のマフィア関係者に話を聞きましたが、驚いたことに、このマフィア関係者に張りついていた2人のボディガードは、なんと地元の警官。警察とマフィアが表裏一体、癒着しているんです」

 かようにズブズブだからだろうか、「X氏が控訴審の公判で裁判所に行き、護送車で拘置所に戻ったときのことです。護送車が、拘置所の隣の関連建物の前に停車し、警備員が全員黙って車から降りて、どこかに消えたそうです。一人残されたXは、“逃げろ”という暗黙の了解だと捉え、脱走を遂げたということです」(X氏を知る別の関係者)

■偽造パスポートで成田空港から入国か

 にわかには信じがたい話だが、“密接交際”の為せる業で、脱獄に成功。かくしてX氏の逃亡劇はスタートしたが、来日するには“入国審査”という高すぎるハードルがある。どのようにして密入国を遂げたのか?「知り合いを通じて、ある在日中国人のパスポートと利用者登録証を拝借。堂々と自動化ゲートをくぐり、成田空港から入って来たそうです。もちろん、パスポートの顔写真は自分のものに貼り換えた。また、指紋照合の際は、自分の指すべてに、成りすました在日中国人の指紋を取ったフィルムを貼りつけて、審査を通過したそうです」(前同)

 成田空港では、6年前から、従来の対面審査の混雑を緩和すべく、すべて機械が審査する“自動化ゲート”の運用を開始。入国審査に1分間もかかることがなくなり、審査官による直のチェックも不要なため、「不法滞在で強制送還された中国人も、この方法でジャンジャン日本に再入国しています」(全国紙社会部記者)という有様なのだ。

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