■クルーズ船でアウトローたちが日本へ密入国

 X氏は現在、地方都市の会社のオーナーである“同胞”の元にかくまわれているという。「X氏は“金を貯めてアメリカに行って、ビジネスをしたい。日本には、その資金稼ぎのために滞在している。だから、金になるなら、殺しでも、痛めつけることでもなんでもやる。安くしとくよ”と言っていました」(前出の消息筋)

 またも偽造パスポートで、“夢の大国”への高飛びを画策しているというのだ。しかし、空路を遮断しても、X氏のような無法者の侵入を防ぐことはできない。海路からも大挙、アウトローたちは日本へ密入国。クルーズ船を悪用する外国人も少なくないという。「中国・上海からは、福岡の博多港へ向かうクルーズ船が頻繁に出ています。日本での買い物目的のための中国人を何千人も詰め込んだ船で、博多港への停泊時間は10時間ほど。それまでに戻ることを前提に上陸許可が出るんですが、短時間ゆえ、審査は極めて甘い。そのため、その乗客たちの失踪が相次いでいるんです」(前同)

■イスラム国の傭兵たちも多数潜伏

 加えて、最近はIS(イスラム国)の傭兵たちも日本に多数、潜伏中だという。「シリアでのIS包囲網の拡大が進み、資金源だった油田も奪われ、資金難から、海外から来ていた傭兵たちが、どんどんリストラされています。とはいえ、現在、他に目ぼしい雇い入れ先はない。“取締りのユルい日本に来れば、なんとかなるだろう”と、地下人脈を持つ傭兵たちが続々、入って来ています。彼らもまた、殺しのプロです」(前出の公安関係者)

 ISの傭兵は、フランス籍、イギリス籍などヨーロッパの人々が多数だ。世界各国のヒットマンたちが、この日本に潜伏中だということだろう。「これは、政治が介入しなければ解決できない制度上の問題です。現状のままでは、いつ何時、大事件が起きるか……」(前同)

 あなたの背後にも、ヒットマンが……!?

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