婚約ならぬ“離婚約”!? なんと、離婚することを前提に結婚生活を送っている芸人さんがいるんです。それが、お笑いトリオ『インスタントジョンソン』のじゃいさんです。結婚したことのない私にとって、“離婚約”なんてワケが分からない(笑)。さっそく、話を聞きに行きました~!

■『離婚約』ってどういうこと!?

ゆま「先日発売された、じゃいさんの著書『離婚約』を読ませていただきましたが……正直、私にとってはヘビーな内容でした(笑)」

じゃい「そうですか? 自分としては、これから結婚する人が、この本を読めば離婚をしなくなることもあるんじゃないかと思ったんですが……」

ゆま「ええ!? どういうところがですか?」

じゃい「本の中でも書いていますが、うちの場合、嫁のほうが“4年後に離婚する”と宣言してきたんです。もちろん、それは本気でしょうが、嫁が“離婚”というワードを出したことで、僕も本当に離婚するんだと考え始めてしまったんです」

ゆま「つまり、離婚という言葉は簡単に口に出さないほうがいい、と?」

じゃい「そうです。どんなにイライラしていても、そのワードは、できるだけ押し殺したほうがいい。“離婚したい”と言われたほうは、それをネガティブに捉えてしまいますからね」

ゆま「確かに……ついカッとなって安易に“もう離婚する!”とか言っちゃったら、そのまま突き進んでしまう危険があるんですね」

じゃい「そうなんです。僕のように“離婚約”なんて話にもなってしまう(笑)。今後、結婚される方や今、結婚されている方は、気をつけたほうがいいかと」

■15年間交際して結婚10年目で…

ゆま「なるほど。それにしても離婚約ってのも、すごいですよね。読者の方に説明を兼ねて、紹介させてもらうと、じゃいさんは19歳からおつきあいされた女性と15年間交際して結婚。そして、結婚生活は現在10年。要は25年間、今の奥さんと一緒なんですよね?」

じゃい「はい。しかも、僕も嫁も、お互い“初めて”同士なんです」

ゆま「そう聞くと、ステキなご夫婦なんですが……結婚10年目の今年、奥さんが4年後には、じゃいさんと離婚すると言ってきた」

じゃい「はい。そこから離婚を前提にした結婚生活が始まったんです。すでに離婚後の条件も決めていて、2人の息子は嫁が引き取る。慰謝料や養育費は必要ないが、今まで僕が嫁に渡したお金は返済しない。あと、僕が息子たちに会うことは構わないが、家には来ないでほしい、など」

ゆま「あのお……じゃいさんは、それで構わないんですか?」

じゃい「嫁がそう考えているなら、仕方ないですね」

ゆま「そこなんですよ!」

じゃい「え?」

ゆま「私、本を読んでいて、第一章から、イライラしてきましたもん」

じゃい「え? え?」

ゆま「じゃいさん。もっと、しっかりしてよって(笑)」

じゃい「それは自分でも分かっています……。僕は旦那としても父親としても、スキルが低すぎるんです」

ゆま「そこ! そこなんです!!」

じゃい「え? え?」

ゆま「スキルが低すぎると思っているなら、どうして、なんとか頑張ろうと思わないんですか!?」

じゃい「あ、はい……」

ゆま「もうモヤモヤする~。離婚約をしたからといっても、じゃいさんは奥さんのことを愛しているんでしょ?」

じゃい「ええ。嫁のことは好きですよ。嫁は僕のことは“顔を見ても大丈夫なくらい嫌い”らしいですが」

■誕生日に電気毛布をプレゼントしたら…

ゆま「だったら、もっと、ぶっこんでいけばいいじゃないですか。離婚するまで4年もあるんですよ」

じゃい「何をぶっこめば?」

ゆま「誕生日にサプライズプレゼントをするとか」

じゃい「あ~。以前、電気毛布を誕生日にプレゼントしたら、あからさまにムスッとした顔をされました」

ゆま「まず、なんで誕生日に電気毛布なの?」

じゃい「嫁が、夜寝るときに寒いと言っていたから」

ゆま「それでも、誕生日に電気毛布は、ないわ~」

じゃい「いや、実用性はありますよ。実際、僕が渡したプレゼントの中で、嫁が一番よく使ってくれたのは電気毛布ですから」

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