■電車の交通費を多種多様な“回数券”で節約

 さて、金券ショップで最も“使うべき”ポイントが、こちら――交通費であろう。まずは、電車だ。「株主優待券など、多種多様な“回数券”が出ているんです。たとえば東京都で言えば、京王線。新宿~橋本(神奈川県)間は片道440円しますが、350円の乗車券が販売されています。営業マンなどが週3回、往復で使うとしたら、540円の得になる。月に2000円近くも節約できます」(生活雑誌ライター) これは片道40分以下と、多くの人がバンバン使う経路である。

 それを上回るのが、「小田急線の新宿~小田原間は874円。ただ、回数券が560円で買えるので、活用すれば、片道だけで300円以上も安くなります」(前同) 月に2往復使うとして、1200円――電車代、恐るべしである。

■新幹線の値引き率も凄まじい!

「新幹線の値引き率も、凄まじいものです。秋田新幹線の東京-秋田間は、通常で1万7800円。それが1万4300円程度で手に入ります」(同) その差、3500円。往復で7000円にも上る。

「それ以上にスゴいのが、JR各社の発行している株主優待券。JR西日本は“50%オフ”という大盤振る舞いで、4000円~5000円程度で購入できます。むろん、新幹線にも利用できます」(同)

■“飛行機”の最強チケットはJAL、ANAの株主優待券

 仰天の値下げ額だが、もっとスゴい乗り物もある。それは、“飛行機”だ。「LCC(格安航空会社)の登場で、安価なエアチケットが多数出回っていますが、それが本当に安いとは限りません。最強のチケットが、JAL、ANAの株主優待券。金券ショップでカードを購入し、書かれた手順に沿ってチケットを手配すれば、50%オフになります」(家計コンサルタント)

 夏の羽田~千歳(札幌)を見ると、片道4万190円。それが、株主優待を使えば、2万240円となる。往復で4万円も浮くのだ。

 自由自在に使い倒すべし。月に5万円の節約を目指し、是非とも活用しましょう!

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