先週に続いて、先日発売された著書『離婚約』で話題沸騰中の、じゃいさんとの対談です。離婚約とは離婚を前提に結婚生活をする契約。じゃいさんは奥さんと4年後に離婚するという約束を結んでいるのですが……先週はそんなじゃいさんにイライラして、私はついお説教をしてしまう始末でした(笑)。
■“結婚”と“つきあう”ことの違いって?
じゃい「ゆまさんは今まで、何人の男性とおつきあいしてきたんですか?」
ゆま「ええ!? そういう質問をされるとは想定外でした(笑)。改めて聞かれると恥ずかしいですね。えっと、〇〇に〇〇、〇〇に……8人ぐらいですね」
じゃい「なるほど~。僕から見れば、ゆまさんは“バツ(×)8”の女なんです」
ゆま「なんで、そうなるんですか!? 私、一度も結婚していませんよ」
じゃい「僕は“つきあう”ことと“結婚”の違いもよく分からないんです。今まででつきあったのは1人だけ。今の奥さんだけなんです」
ゆま「他はまったくない?」
じゃい「ないんです。だから僕にとってはつきあった人と別れることと、離婚することは同じなんです」
■離婚届など形式的な手続きがあるだけ
ゆま「離婚の場合、離婚届とか形式的な手続きがあるだけで、別れるという意味では変わらないってことですか?」
じゃい「その通りなんです。だから、僕にしてみれば、ゆまさんはバツ8です」
ゆま「やめてください(笑)。バツは嫌です。チョメにしてください」
じゃい「チョメ? チョメ8?」
ゆま「チョメ8って(笑)。いや、そういう話じゃないんですよね?」
じゃい「そうでした(笑)。要は、世の多くの人が“つきあう”ということを結婚することよりも軽い関係って考えているんです。僕には、それが理解できない」
ゆま「つきあうことは、結婚することと同じ? その考え方は私も同感です。私はつきあうとき、結婚することを考えていますもん」
じゃい「僕も、そう思うんです」
ゆま「じゃいさんの話で今、思い出したんですが、私の知人にバツイチの男性がいるんです。その人は、ちゃんと女性と別れるために結婚する、と言っていました。意味、分かります?」
じゃい「はい。交際しているだけの状態では、別れたとしても曖昧ですからね。結婚すれば別れるときは、正式に“離婚”という形で残りますからね」
ゆま「やっぱり分かるんですね」
じゃい「分かりますね~」
ゆま「だとしたら、じゃいさんはものすごく奥さんのことが好きで、つきあったときから奥さん一筋だったワケですよね」
じゃい「そうですよ」
■嫁が再婚しても構わない
ゆま「そこで、ひとつ気になったのが、じゃいさんは本の中で“奥さんが再婚しても構わない”と書いていましたよね」
じゃい「はい。嫁と子どもを幸せにしてくれる男性がいれば、ぜひ再婚してほしい」
ゆま 「そこが分からないんです。そんなに奥さんのことが好きなら、じゃいさんが幸せにすればいいじゃないですか?」
じゃい「いや、だって向こうが離婚したいというから、僕は嫌でも受け入れているんです」
■女はたとえ喧嘩をしても…
ゆま「あ~、難しいんですけどね。女は喧嘩して“もう帰る!”と言っても、男に“帰らないで”と言ってほしいものなんですよ」
じゃい「だって、“帰る!”って本気で言っている人を無理に引き留めようとも思わない。“帰らないで”と言うのは、嘘になります」
ゆま「もう~。そこは嘘でも、そう言ってもらいたいんです!」
じゃい「そこなんですよ。僕はその辺の女心がまったく分かっていないんですね。離婚約をされた原因も、そこにあると思っています」
ゆま「まあ、女もややこしいんですけどね……きっと、じゃいさんの『離婚約』は男性読者と女性読者では読んだときの感想もまったく違うと思うんです。私は女性なので、女性的な目線で言えば、“じゃいさん、もうちょっと頑張ってよ!”と思っちゃいました」