■バスガイドだった“JUDY AND MARY”のYUKI

 一方、同じく意外ではありながら、すでに今に通じる部分を見出せるのが、YUKIの前職。「彼女はバンド“JUDY AND MARY”でデビュー前、地元、北海道でバスガイドをしていたそうです。行く先々の観光ガイドをしながら地元の歌を歌ったりもするので、入社試験に歌のテストがあったそうですが、会社中に響く大声で松村和子の『帰ってこいよ』を歌って一気に有名人になったとか(笑)」(前同)

 幅広いファン層に支持される彼女の原点は、年輩客から子どもまで相手にしていた、このバスガイド時代の経験なのかもしれない。

■引退を表明した江角マキコは実業団のバレーボール選手

 グラビアやバラエティなどで活躍するおのののかが東京ドームのビールの売り子だったという話は有名だが、今年引退を表明してしまった江角マキコも、実はスポーツに関わる前職を経て芸能界入りしていた。「実業団のバレーボール選手として日本たばこ産業(現JT)に就職したんですが、配属されたのは、当時は国の専売制だった塩を担当する『塩販売二課』。なんとなく、出世作となったドラマ『ショムニ』の“庶務二課”を連想させますが、彼女は当時、前職のことを隠していたそうですから、偶然の一致かもしれません」(前出の芸能記者)

 2012年に放送されたテレビ番組で当時のことを語り、先輩と口論になってブチ切れ、スリッパのまま寮を脱走したことが退部につながったと明かすなど、奔放な言動は当時からのものだったようだ。なかなか貴重なキャラだけに、“前職・芸能人”になってしまったのは寂しい気もするが……。

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